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Shiv Discのパットスタック調整をより簡単にする方法

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 最近、Shiv DiscのDHバーを純正バーから51 SPEED SHOP製に交換したが、既存のDi2ケーブルでは短く、変速機を装着する事ができない為買い直す必要があった。どちらにせよこのままでは乗れない為、よりポジション(パッドスタック)調整を簡単にするべくDi2のパーツを購入し、交換したので紹介したい。

パッドスタックとは、サドルから、エアロポジションのアームカップまでの落差の事だ。

 DHバーの交換については下記を参照してほしい。

Shiv DiscのDHバー&アームカップを51SPEED SHOP製に交換。  最近腰痛が再発して中々自転車に乗れてないが、少しでも快適に愛車のShiv Discが乗れるように、エアロバーとアームカップを交換して...

SHIV FIT KIT

▲SHIV FIT KIT

 Shiv Discを購入すると、SHIV FIT KITが付いてくる。このKITによりShiv Discはポジションの調整を細かく設定する事が出来る。

 FIT KITは2段構成となっており、上下パーツを使用する事で、ベースバーの角度(3段階)、アームカップの角度(2段階)、パッドスタック(13段階)が可能になる。また、アームカップの角度については、他メーカーのアイテムも流用できそうな為さらに細かく調整が可能になると思う。

▲FIT KIT上段
▲FIT KIT下段

 FIT KIT上段にはベースバー調整アイテム(左下段)とアームカップ調整アイテム(左中段)が装備され、FIT KIT下段はパッドスタック調整用のバーが装備されている。

パッドスタックを調整する為には一手間掛かる

 Shivのパッドスタック調整は他のバイクと比べ調整が容易だと思うが、それでも1度DHバーの先端より変速機を取り外してDi2ケーブルを抜く必要がある。

 この行為がズボラな私には敷居が高く、1度ポジションを決めてしまうと変更するのが億劫になる。今回この一手間をDi2ケーブル交換のついでに解決したいと思ったのだ。

みやわた

どこまで横着なんだ。

購入アイテム紹介

▲購入したアイテム

 パッドスタックをより簡単に変更出来る為購入したアイテムがこれだ。EW-SD50(500mm)と、EW-JC200をそれぞれ2個づつ購入した。

EW-SD50

▲50mmのケーブル

 1つ目は、Di2ケーブル(50mm)だ。Di2ケーブルの長さのラインナップはかなりあるが今回は50mmをチョイスした。この長さが今回のポイントとなる。

 Di2ケーブル購入時知ったが、新型Di2(9200,8100)のケーブルとは互換性が無いということだ。よって私みたいに旧型Di2の人は、旧型用のケーブルを購入する必要がある。(旧型はEW-SD50で新型はEW-SD300)新型ケーブルの方が細いようだ。

 但し、専用コネクタを使用すれば、旧ケーブルと新ケーブルを繋げる事が出来るようだ。

Point

新型Di2が発売された事により、Di2ケーブルも2種類ある。

  1. 新型(R9200/R8100シリーズ) EW-SD300
  2. 旧型(R9100/R8000シリーズ) EW-SD50 

EW-JC200

▲両サイドにケーブルを差し込み使用する

 2つ目は、EW-JC200だ。これはケーブルとケーブルを繋げるハブである。(2ポートジャンクション)それ以上でもそれ以下でもない。単純にケーブルを伸ばす為だけのハブだ。

このようにケーブルを「カチッ」というまで押し込み連結させる。このEW-JC200も新型とは互換性が無いので注意してほしい。

Point

2ポートジャンクションも2種類ある。

  1. 新型(R9200/R8100シリーズ) EW-JC302
  2. 旧型(R9100/R8000シリーズ) EW-JC200 

Shiv Discにインストール

▲①

 まず、通常のパッドスタックの調整方法だが、上記図の通り赤丸部分の高さを調節してパッドスタックを調整する。その為には青部分を一旦外してスタックを調整する必要がある。

変更前

 変更前のDi2のケーブルの取りまわりは上記写真のようになっている。ベースバー内に格納されているジャンションからDHバー先端までのケーブルは1本で繋がっている。

 パッドスタックをスタックを変更する場合は、DHバー先端の変速機を外してDi2ケーブルを抜き、ハンドルを取り外す(写真①の青い部分)必要がある。ベースバー内のジャンクションとケーブルは繋げた状態だ。

 この手間が嫌だったので次のようにケーブルの取りましを行った。

変更後

 変更後は、上記のようにEW-JC302(緑部)を中心にDHバー側に500mmのdi2ケーブル(赤)を取り付け、ベースバー側から出ているケーブル(青)と取り付けた。

 まずは、DHバー先端の変速機パーツにDi2ケーブルを装着する。その後DHバー先端からケーブルを押し込んでいくと下記写真のように40mm程度ケーブルの先端が出てくる。

▲500mmのDi2ケーブルが丁度良い長さ

 その先端と、ベースバー側から出ているケーブルをEW-JC200で連結させる。これでケーブルの取りまわしは完了だ。反対も同様に処理をする。

▲EW-JC200で連結

ちょっとした処理だが、今後簡単に調整が可能に

 こうする事により、パッドスタックを変更したい時は、青ケーブルと緑の2ポートジャンクションを引き抜くだけで簡単に調整する事がきる。

 DHバー側を500mmにしたのは丁度DHバーの根本部分からEW-JC302を引き抜くのに良かったからだ。これ以上長くても良いが、DHバー内でケーブルが絡まりそうなので、必要最低限の長さを購入した。

最後に

▲EW-JC200もDHバー側に押し込んでキャップを閉めてれば完了

 やっとDHバー交換により一連の作業が完結した。今回、セルフで行う事でShiv Discの作りを少しだけ理解できたような気がする。

 後は、腰の快方を待つだけだ。徐々に気温が暑くなってきているので早めに愛車と共にトレーニングを再開したい。