Capsule3 Proとの出会いは衝撃的であった。
本格的に寒くなってきた11月下旬頃、私は朝のランニング時に1つのストレスを抱えていた。
それは、寒くなったことによりニットキャップを被ってランニングをすると、愛用している骨伝導イヤホンShokzのアームがニットキャップと干渉して気持ち悪くなるというものだ。
どうしたものかと数日考えていると1つのメールが届いた。
それは、イヤホン専門ブランドのSOUNDPEATSさんから今回発売されたCapsulee3 Proのレビュー記事執筆の依頼が来たのだ。
何という絶妙なタイミング!!
運命的なものを感じた私は、レビュー記事執筆を引き受けることにした。
私が使用した期間は約1ヶ月。この1ヶ月は、敢えて(執筆する依頼されたからには当たり前だが、)色々な場面で使用することを意識した。
それでは忖度無しの率直な感想を書いていきたいと思う。
SOUNDPEATSについて
まず、Capsule3 Proを販売しているブランド「SOUNDPEATS」について簡単に紹介していきたい。
イヤホン専門ブランド
冒頭にも書いたが、SOUNDPEATSはイヤホン専門ブランドとして10年以上続いている会社だ。創設は2010年で、今では20を超える国と地域に拠点を持ち1,000万人を超える顧客にサービスを提供している会社になっている。
スポーツライフスタイルに合うイヤホンを
SOUNDPEATSの創設者は、ベンチプレス中にヘッドホンケーブルが腕に巻き付き怪我をしそうになった経験により、良いヘッドホンを作るだけでなく、スポーツライフスタイルに合うモノを作りたいと思い会社を立ち上げている。よって、スポーツをする人の気持ちを考えてプロダクトが作られている製品が多い。
これは、普段運動している人に取っては心強い!!
SOUNDPEATSの掲げるミッション
SOUNDPEATSの掲げるミッションも格好良い。
SOUNDPEATSは、
健康的なライフスタイルを追求する人々のために、
夢中になれるようなオーディオ経験とつけ心地の良さを生み出す事に取り組んでいます。
SOUNDPEATS HPより
イヤホンメーカーとして当たり前のミッションと思われるかもしれないが、この当たり前の事を追求するは本当に難しい事だと私は思う。
音質の追求
イヤホン専門ブランドとして、勿論音質の追求もしっかりしている。
2022年に発売されたAir3 Deluxe HSは、世界初の「ハイレゾワイヤレス認定」(インナーイヤー型完全ワイヤレスイヤホン)されるなど、業界を牽引している。
また、最近ではゲームモード搭載モデルが多く、臨場感のある音質と低遅延のためゲームをより快適に行う事ができる。
Capsule3 Proの概要
Capsule3 Proのスペック
価格 | 8,480円 |
発売日 | 2022年12月26日 |
Bluetooth仕様 | Bluetoothバージョン5.2 |
コーデック(圧縮符号化方式) | LDACコーデック※1 |
音質 | Hi-Res(ハイレゾ)対応※2 |
防水規格 | IPX4 |
イヤホン+充電ケース重量 | 約48g |
イヤホン重量 | 約5g(片側) |
充電ポート | USB Type-C |
動作時間 | イヤホン単体8時間、ケース込み最大52時間 |
※1 LDACコーデックとは?
LDACは、SONYが規格化したBluetoothコーデックのことである。20Hz-40kHzの広範囲拡張された周波数で、24bit/96kHzでの再生が可能となる。簡単に言えば音域が広がりより臨場感のあるサウンドを楽しむ事ができる。
※2 ハイレゾ対応
ハイレゾは今では聞き慣れたワードなので知っているという人もいるかもしれないが、簡単に説明をしておく。
ハイレゾとは、CDを上回る情報量(音の太さ、繊細さ、奥行き、圧力、表現力)をたくさん持っており、CDでは聴こえかなかったディティールやニュアンスを感じる事ができる高音質音源である。
このハイレゾ音源は、ハイレゾ対応のイヤホンでないとその情報を再現する事ができないのでハイレゾ音源で普段音楽を聴く人はハイレゾ対応のイヤホンを選ぶ必要がある。
ハイブリッド・ANCキャンセリング搭載
ハイブリッド アクティブノイズキャンセリング(ANC)は、90%以上のノイズを効果的に軽減する事ができる。騒がしい駅や喫茶店、人混みの中、電車、地下鉄の中などあらゆる雑音を遮断する事ができる。
それにより音楽に集中する事が可能だ。
パッケージ内容(付属品)
Capsule3 Pro
説明不要の本体だ。シックの色合いもカッコいい。
イヤーピース
イヤーピースは、S/M/Lサイズそれぞれ1セット同梱されている。(Mサイズのイヤーピースは、デフォルトで本体に装着されている。)
イヤーピースは、白いビニール袋に個別に梱包されていた。(イヤーピースを取り出すには袋を開封する必要があるので、衛生的な観点からもありがたい。
USB-C充電ケーブル
付属の充電ケーブルはタイプC-タイプAのものだ。(ケーブルの長さは12cm位)
イヤーピース同様、ビニール袋に個別に梱包されており、開封するには袋を破く必要がある。
充電ケース
Capsule3 Proを充電するケースだ。USB-Cの差し込み口横にペアリング用のボタンがある。
正面LEDの色でバッテリーの残量を確認することができる。
取扱説明書
7ヶ国語の取扱説明書である。ペアリング方法、リセット方法、操作方法、充電ケースのバッテリー残量の目安の説明などが書いてある。
また、別紙「SOUNDPEATS APPについて」では専用APPの操作方法が書いてある。
Capsule3 Proレビュー
4.5点(5.0点満点中)
専用アプリで簡単操作が可能
私はレビューを書く為にアプリをインストールをしたが、正直アプリをインストールしなくても問題ない。
イヤホンの操作方法について下述しているが、機能の多さから多少操作性を覚えるのに時間が掛かってしまう。その点アプリをインストールすればモード切替や音量調節、イヤホンのバッテリー残量の確認などが簡単にできる。
また、カスタムイコライザーなどアプリでないと出来ない設定もある。
今後ソフトウェアのアップグレードにより新しい機能を追加予定とのことなので欲しい機能が追加されたタイミングでインストールするのもありかもしれない。
ランニング時は「外音取り込みモード」で安全&快適に
ランニング時はいつも「外音取り込みモード」(ヒアスルーモード)にして使用している。「外音取り込みモード」とは、イヤホンを外す事なく、外部の音を聞き取れる事ができるのだ。
このモードが無ければ屋外でランニングを行うのは危ない。後ろから鳴る自転車のベルの音も聞き取れ安全に音楽を聴きながらランニングを行う事ができた。
そして、カナル型の為ニットキャップを被っても違和感なく走ることができた。
(機能が充実しすぎて、)ニットキャップを被った時の違和感が嫌でこのイヤホンを試した事をすっかり忘れてました 汗
普段の生活でも便利に
また、コンビニのお会計時イヤホンを外す手間や、駅での構内アナウンス、店での店内アナウンスもイヤホンを外す事なく鮮明に聞き取れる事ができた。
過度な期待はNG
当たり前だが、外音取り込みモードの時、爆音で音楽を聴いている場合は外音は聞き取りずらくなる。(普通の音量であれば、人と会話できる位外音を拾ってくれる。)
決して機能が悪いという訳ではなく、過度な期待をしなければ満足できる機能だ。
電車乗車中は、ANCキャンセリング機能で音楽に没頭
私は、公共交通機関で通勤しているが、通勤中もCapsule3 Proを活用している。通勤ラッシュ時は普通のイヤホンだと雑音が多いが、ANCキャンセリング機能で快適に音楽を楽しむ事が出来た。
モード切替をすると明らかに外音をシャットアウトしてくれるのがわかりました。
高音質音源で音楽を聴いてみた
私のスマホはiPhoneなので残念ながらハイレゾ音源を聴く事ができない。
そして、AmazonMusicを使用している。Amazaon Musicで聴ける音質はSD、HD、UltraHDの3段階だ。
UltraHDになるとCD以上の音質で聴くことができる。
正直普段音質にこだわっていないので標準的な音質(HD)で聴いているが、せっかくなので高音質で聴いてみた。
音質が違う
ハイレゾの情報量に劣るUltraHDだが、標準モードと比べると音の奥行きが違う。骨伝導イヤホン(Shoks OpenRunPro)と比べると可愛そうだが、骨伝導イヤホンだとこのHD、Ultra HDの違いはイヤホンから感じる事が出来なかったが、Capsule3 Proではしっかり違いを感じ取る事ができた。
イヤホン操作に慣れるまで少し時間がかかった
Capsule3 Proのイヤホン操作は私に取って独特であり操作に慣れるまで時間が少し時間がかかった。
私が今まで使用してきたイヤホン(①Shokz OpenRun Pro ②beats POWERBETS PRO)は、次の曲にしたい時、右側のイヤホンを素早くイヤホンを2回タップする操作であったが、Capsule3 Proは右側のイヤホンを1.5秒ロングタップする操作であった。
(因みにイヤホンのタッチボタンを素早く2回タッチする操作は再生/一時停止である。)
慣れれば問題無いが操作性については、今まで使用してきたイヤホンと違った事と、曲を戻す機能が無いことから、「操作性」の部分を星0.5個減とした。
しかし、搭載されている機能が私が使用してきたイヤホン達より多いので仕方がない部分かもしれない。
因みに下記がCapsule3 Proの基本操作だ。
電源オン | ・自動操作:イヤホンケースから取り出す ・手動操作:イヤホンのタッチボタンを 1.5秒ロングタッチする |
電源オフ | ・自動操作:イヤホンケースに戻す ・手動操作:イヤホンのタッチボタンを 10秒ロングタッチする |
再生/一時停止 | イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップ |
音量を上げる | 右イヤホンのタッチボタンを1回タップ |
音量を下げる | 左イヤホンのタッチボタンを1回タップ |
次の曲 | 右イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ |
電話を受ける/切る | イヤホンのタッチボタンを素早く2回タップ |
着信拒否 | 着信中イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ |
通話切替 | 通話中イヤホンのタッチボタンを2秒タップ |
ペアリングモードに変更 | 充電ケースのボタンを3秒タップ |
端末音声アシスタントモード(Siri等) | 右イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ |
ゲームモードを有効/停止 | 左イヤホンのタッチボタンを素早く3回タップ |
ノイズキャンセルモード/ ヒアスルーモード/ ノーマルモードの切替 | 左イヤホンのタッチボタンを1.5秒タップ |
コスパは最強
正直安すぎな気が…
この音質、多種機能が付いて価格は8,480円だ。正直安い。
「安い=コスパが良い」というのは間違いだ。
コスパを考える場合、文字通り費用(価格)に対しての機能(パフォーマンス)を比較する必要があるが、そこを鑑みてもコスパ最強と言って良い製品だ。
この価格設定は、SOUNDPEATSの挑戦ではないかとすら思ってしまう。
スポーツとライフどこでも使えるユーティリティさ
運動でも日常生活でも使用できるのもありがたい。この価格でありなら3モード(ANCキャンセリング、外音取り込みモード、ノーマルモード)ありシーンに合わせてモード切替ができるのもありがたい。
ゲームモード(低遅延モード)は残念ながら試せず
音声の遅延がどれほどゲームに影響を及ぼすのか試してみたがったが、普段ゲームをしないのでゲームモードは残念ながら今回試していない。
音質が良いと心も豊かになると実感
ここ最近は骨伝導イヤホンを多用しており、音質という部分の拘りはなかった。しかし、改めて音質が良いイヤホンで音楽を聴くと本当に心が豊かになった気がした。
音楽を聴くことで、ちょっとした心の拠り所が生まれ、より充実した1日を過ごせている気がする。
現在割引クーポン発券中
使用期限:2022年12月26日〜2023年1月2日
Capsule3 Pro発売を記念して5%OFFのAmazonクーポンコードが発行しているようだ。
クーポンコード:CPS3PBLG01
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