新しいサイコンを探すにあたり、前回はGarminのサイコンを紹介したが今回は第2弾としてWahooのサイコンについて調べてみたので紹介したいと思う。
Wahooは、Zwift等で使用しているスマートトレーナーKICKRを持っており、Garminの次に愛着のあるメーカーだ。
ELEMENT(エレメント)シリーズ比較
モデルは3種類
WahooのサイコンはELEMENT(エレメント)シリーズとして3種類発売されている。
サイコン3モデル簡単比較表
モデル | |||
製品名 | ELEMNT ROAM V2 | ELEMNT BOLT V2 | ELEMNT ROAM V1 |
価格 | ¥55,000(税込) | ¥44,000(税込) | ¥42,000(税込) |
発売日 | 2022年10月 | 2021年5月 | 2019年6月 |
サイズ | 90.5 x 59.5 x 20.5mm | 77.0 x 47.0 x 21.0mm | 89 .0 x 54.4 x 17.8mm |
タッチスクリーン | ✖️ | ✖️ | ✖️ |
カラー表示 | ◯ | ◯ | ◯ |
ディスプレイサイズ | 2.7インチ (69mm) | 2.2インチ(55.9mm) | 2.7インチ (69mm) |
解像度 | 240×400 ピクセル | 320×240 ピクセル | 240×400 ピクセル |
画面タイプ | 64色 | 64色 | 8色 |
重量 | 93.6g | 68.38g | 93.6g |
防水等級 | IPX7 (水深1.5mまで防水) | IPX7 (水深1.5mまで防水) | IPX7 (水深1.5mまで防水) |
バッテリータイプ | 充電式リチウムイオン | 充電式リチウムイオン | 充電式リチウムイオン |
充電ポート | USB-C | USB-C | USB-C |
稼働時間 | 約17時間 | 約15時間 | 約17時間 |
内蔵メモリストレージ | 32GB | 16GB | 記載無 |
通信衛生 | 7種類 (GPS, GLONASS, BEIDOU, Galileo, QZSS, SBAS, NavIC) | 4種類 (GPS、GLONASS、BEIDOU Galileo、QZSS) | 4種類 (GPS、GLONASS、BEIDOU Galileo、QZSS) |
GPS | Dual Band | Single Band | Single Band |
高度計 | ◯ | ◯ | ◯ |
加速度計 | ◯ | ✖️ | ◯ |
Gyroscope and Compass | ◯ | ✖️ | ✖️ |
サミット機能 | ◎ | ◎ | ◯ |
パブリックルートシェアリング | ◯ | ◯ | ◯ |
便利そうな機能紹介
今回、初めてWahooのサイコンを調べた為Wahooサイコンの機能についても紹介したいと思う。
サミット機能
サミット機能とは、Garminでいう「ClimbPro」の機能に似ている。ライド中の登り坂にクライミングオプションを見ることができる。(3モデル共通)
サミットプリーライド、サミットセグメントは、ELEMNT ROAM V2 、ELEMNT BOLT V2 の2モデル対応で、フリーライドは、事前のルート準備不要で、登り坂に関する情報を教えてくれ、セグメントは、ワークアウトや地図画面でも、登り始めと終わりを知らせてくれる機能だ。(それぞれGarminでいうClimbPro-フリーライド、ClimbPro-コースに値する。)
パブリックルートシェアリング
パブリックルートシェアリングは、他のELEMNTユーザーと簡単にルートを共有できる機能だ。(3モデル共通)
ELEMNTアプリを開くだけで、近くにELEMNTがある人なら誰でもルートを表示し、端末に読み込むことができる機能だ。仲間内が全てELEMENTユーザーであれば1人ルート作成してくれるマメな人がいれば簡単にルートを共有できる。
マルチスポーツ ハンドオーバー機能
これは、サイコンのELEMENTシリーズの機能というよりは、WahooのGPSウォッチのElemnt Rivalの機能と言っても良いが、ELMENT Rivalの大きな特徴としてタッチレストランジションテクノロジーがある。
これはトライアスロンレースにおいて、最初にスタートボタンを押すと、あとは自動でスイムからバイク、ランに移行の時に全くボタンを押す必要がないという機能だ。最後のゴールの時にボタンを押すだけで、各パートのラップタイムも一緒に計測されている。
この機能を使うには、Wahooのサイコンのマルチスポーツハンドオーバー機能が必要となり自動的にGPSウォッチとデータを共有する必要がある。
トライアスリートに便利そうな「タッチレストランジション」機能
もし、トライアスリートで現在WahooのELEMENT Rivalを使用しているのであれば、Wahooのサイコンを購入するメリットは大いにありそうだ。タッチレストランジションはボタンの押し間違えなどの心配が無くなりレースに集中できそうな機能だと思う。
ハード面での特徴
画面横にLEDライト搭載
WahooのサイコンにはLEDライトが搭載されている。これはGarminには無いWahoo独自の特徴といえる。LEDライトはELEMNT ROAM V2 は、画面上と左側の2箇所、その他のモデルは、画面上に搭載されている。LEDライトは、パワーや心拍計とリンクさせたり、スピードやページ位置の確認に使えたりと設定を自由に変える事ができ画面の補助して使えそうだ。
バッテリー稼働はGaminのサイコンに劣る
バッテリー稼働の観点から見るとGaminのサイコンに劣ってしまう。GarminのEdge540,840が26時間に対して、WahooのELEMENTはROAMシリーズが17時間、BOLTが15時間となっている。
自分が買うとしたら…
Wahooのサイコンで自分が買うとしたら、ELEMNT ROAM V2だ。ELEMNT BOLT V2と比べても機能の進化が伺える。しかし、ELEMNT ROAM V2 とBOLT V2の違いがあり迷ったのも事実だ。
2モデルの大まかな違いをまとめてみたので参考にして欲しい。
ELEMNT ROAM V2 とELEMNT BOLT V2の違い
重量
ELEMNT ROAM V2 とELEMNT BOLT V2の違いでまず目に着くのが重量だ。ELEMNT ROAM V2が93.6gに対してELEMNT BOLT V2は、68.38gと35g程ELEMNT ROAM V2 が重い。サイコンも軽量モデルが欲しいという人はBOLT V2の方が良い。
ナビゲーション機能
ELEMNT BOLT V2はレースに特化しているのか軽量だが、ナビゲーション機能が無いので注意して欲しい。
バッテリー稼働時間
バッテリー稼働時間もELEMNT ROAM V2の方が2時間ほどBOLT V2より長い。
バンドルキットを購入するなら公式サイトがお得
ELEMENTバンドルキットがセール中
現在、Wahooの公式サイトではサイコン(バンドルキット)のセールを行なっている。バンドルキットを購入する場合は他のECサイトよりもお得なので公式サイトから購入することをおすすめする。
バンドルキットの内容
バンドルキットは、サイコンに加え心拍計、スピードセンサー、ケイデンスセンサーがセットになったものだ。
モデル | |||
製品名 | ELEMNT ROAM V2 | ELEMNT BOLT V2 | ELEMNT ROAM V1 |
本体価格 | ¥55,000(税込) | ¥44,000(税込) | ¥42,000(税込) |
バンドルキット価格 | ¥70,250(税込) | ¥59,250(税込) | ¥57,250(税込) |
セール価格→ (価格クリックでセール会場へ) | ¥65,000(税込) | ¥54,000(税込) | ¥52,000(税込) |