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CEEPO(シーポ)2023 New Viper試乗してきました。

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今回は、CEEPOの最新モデルNew Viperを試乗したのでその感想を書いていきたい。

New Viper 概要

Viperの位置付け

CEEPOはトライスロンコースや距離に応じて特性の違う5モデルを展開している。

Viperはその中でも「巡航・直進性能」と「機敏・加速性能」共にバランスが良いモデルで、5モデルの中で丁度真ん中に位置するバイクだ。

補足するとCEEPOにはハイエンドモデルというものは存在しない。飽くまで特徴の違う5モデルのバイクを販売しているだけで、価格に関係無く自分のニーズにあったモデルを選ぶ事を推奨している。

価格でいうと巡航性能が高い順に高価格となっているようだ。

価格表

昨今自転車はみるみる価格が上昇し、昔では考えられないような価格になっている。(自転車パーツ不足や、円安の影響によりメーカーが価格を上げなければならない状況は理解してる。)

その中でも、CEEPOの価格設定は他の自転車メーカーよりも価格上昇率は低いと感じる。完成車の価格設定も良心的だ。決して安くは無いが、他メーカーと比べると確実に良心的と言える。

価格についても、試乗会の時に田中社長に話を伺ったが、「円安の影響も勿論あるが、価格を値上げしたが、出来るだけ価格を抑えた価格を設定している。」との事だった。他メーカーの値上げ率と比べると、社長の言葉に信憑性を感じる。

少し脱線したが、CEEPOの価格設定はコンポとホイールの組み合わせで価格が変わる。コンポはDURA-ACEとULTEGRAの2種類。ホイールは3種類から選ぶようになっている。

尚、国内モデルは40本しか無いようなので、プレミアム感もかなり高い。

コンポホイール価格(税込)
DURA-ACE Di2 TTMAVIC SLR¥1,529,000-
DURA-ACE Di2 TTMAVIC SL¥1,430,000-
DURA-ACE Di2 TTShimano RS-171¥1,254,000-
ULTEGRA Di2 TTMAVIC SLR¥1,375,000-
ULTEGRA Di2 TTMAVIC SL¥1,276,000-
ULTEGRA Di2 TTShimano RS-171¥1,100,000-
フレームセット¥726,000-

外観

カラーリングが渋い

現在発表されているカラーは1色で、この燻銀カラーはめちゃくちゃ渋い。

「大人のカッコ良さ」が漂っている。

フロントフォークの形状が独特

写真は、クランク側(チエーンリング側)からのものが多かったので、現物を見るまでフォーク形状にまで目が行かなかったがフォークの形状がとても独特であった。

写真は、プロトタイプ(社長がアイアンマンで使用された現車)との事で、製品版はメンテナンスを考慮しフォークのデザインが一部変わるそうだ。(キャリパー周りを少しカットする予定とのこと。)

フレームエンドもエアロ形状

フレームエンドもフロントフォーク同様特徴的であった。エンド部分も。フォーク同様メンテナンスの観点から、製品版は一部改良されるようだ。

BB周りが鬼ゴツい

BB周りも実車を見ての通りゴツい。ゴツいを通り越して、

「鬼ゴツい」仕様となっている。

全面投影面積

全面投影面積は見ての通り薄い。しかし、最近のエアロバイクを見ているので驚きはなかった。ハンドル周りのケーブルは、コナでDi2ケーブルが抜けた事による応急処置のようで、本来ケーブルは写真ほど出る事はないそう。ブレーキホースもフレーム内蔵できるため(本来は、)スッキリとしたハンドル周りになりそうだ。

ファーストインプレッション

試乗会でこのNew Viperに乗った時間は15〜20分程度。試したコースは基本平坦で、最後に3〜4%の斜度を登るコースであった。

乗り込んでない為あくまでファーストインプレッションとして率直な感想を書いていきたい。

高速巡航が楽

トライアスロンバイクの求められる要素としてまず、「巡航性能」が挙げられる。この点においては、Viperは合格点以上ののもを持っていると感じた。一度高速領域まで加速すると、後押ししてくれるような(言い換えれば、慣性で進むような)感覚をしっかり感じる事が出来た。生憎サイコンを持っていないので正確なスピードは分からないが40km/h以上で維持出来ていたと思う。

加速も結構スムーズ

加速力はKATANAの方に近い

ストップ&ゴーも好感が持てた。高速領域までの加速はKATANAには劣るものの、ShadowよりはKATANAの方に近く苦なく加速する事が出来た。

登坂も慣性でビューンッ

今回登った坂は3〜4%の緩やかな登りであったので、参考にはならないかもしれないが、平坦のスピードで登り坂に進入すると、慣性で300m(飽くまで感覚)位はそのままのスピードを維持。その後緩やかにスピードが落ちて行ったが、短い坂であれば脚を使う事なく慣性で登る事が出来そうな印象を受けた。

総評

正直、CEEPOのラインナップの中でこのNew Viperが出る前からViperの乗り味が好きだったと言えば身も蓋もないが、やっぱりViperは、自分には合っているということを再認識した。

冗談抜きで、もう少し発売が早かったら、Shiv DiscではなくViperを買っていたかもしれない。

リムブレーキモデルから正常進化を果たした高次元でバランスの高い乗り物だと思う。

New Viperの登場により、個人的にCEEPOの中で1番バランスの良い車種ではないだろう。

トライアスロンバイク購入を検討されている方は是非このViperも購入候補に入れてみてまずは、試乗してみて欲しい。