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トレーニングジムで使用するシューズに求めるものはなんだろうか?
この問いに対しての私に答えは「万能型シューズ」であるという事だ。ジムでは、ウェイトトレーニング、スタジオプログラム(エアロビクス、マーシャルアーツ等のインストラクターと共に行う運動)、有酸素運動と様々な運動を行う必要がある。
トレーニング種目によって専用シューズを履き替える事は現実的では無い。よって私の考えるトレーニングジムで使用するシューズは「万能型シューズ」なのだ。
今回紹介するシューズは私がジムトレーニングで使用しているOnの「Cloud X」(クラウドエックス)だ。半年間使い込んだ経験を元にレビューを書いていきたい。
トレーニングジムで使用するシューズはどのようなシューズでも良い反面選択肢が多くて意外と迷ってしまうものだ。また、ジム専用と謳ったシューズも中にはあるが(個人的に)デザインがイマイチの物が多い。
ジムシューズ難民の方は是非OnのCloudXを検討してみて欲しい。
Cloud Xが万能型シューズと言わしめる理由
私が、このCloud Xを万能型と紹介する理由は冒頭にも書いたが様々なトレーニングに対応できるからである。トレーニング別にCloud Xのレビューを書きたい。
ウェイトトレーニング
私が、ジムに通う1番の理由は、ウェイトトレーニングをする為だ。中でもバーベル等を使用するフリーウェイトゾーンでトレーニングを行う事が多い。スクワットやデッドリフトなどは100kg以上の重量を扱う。(ベンチプレスは1REP10回だと100kg持ち上げる事が出来ない為100kg以下だ。)一見On最大の特徴であるCloudTec®︎(ミッドソール)が重量に耐えきれず、沈み込むイメージがありそうだが、そんな事はなくしっかり足元を支えてくれていた。
特にスクワットは足裏にダイレクトに負荷が掛かる種目である。膝を曲げ切り、上体を起こす切り動作時にも変な遊び(沈み込み)は無くストレス無くトレーニングに集中できる。
マシントレーニング
マシントレーニングもストレス無く行える。フォームが安定している為フリーウェイトよりも高重量を扱う事ができるマシントレーニング(レッグプレス等)だが、マシーントレーニングにおいてもCloudTec®︎にストレスを感じる事はなかった。(因みにレッグプレスを450kgの重量で行ってもミッドソールのあそびはなかった。)
スタジオプログラム
私は稀に気分転換としてスタジオプログラムにも参加する。特にマーシャルアーツ系のプログラムに参加する事が多い。このプログラムではフットワークが重要で瞬時に前後左右様々な動きに素早く対応する必要がある。この点においてもCloud Xはしっかり動きに反応してくれる。特に横への動きは他の靴と比べても高いレベルでの反応してくれ安定感がある。
トレッドミル
ジムトレーニングの締めくくりは有酸素運動だ。私は、有酸素運動の中でもトレッドミルばかり行っている。Onの公式HPではCloud Xのランニングの距離は「短い」というカテゴリーで紹介されているが、トレッドミルで120分ランニングをしてもストレスは無い。むしろ、普段履いているOnのシューズより軽量であるため足運びが軽快だ。トレッドミルの場合路面(着地面)がラバーの為他のOnのシューズと比べ反発力のあるCloudXは相性がいいのかも知れない。
余談ではあるが、トレッドミルを長時間行う秘訣は、映画などを流しながら走る事だ。映画の場合1本見終わるには、90-120分必要なため1本見終わる頃にはかなりの時間走っている事になる。また、30分アニメなどは、時間調整もしやすく楽しみながら運動ができる。また、続きが気になりどんどん走りたく(次が見たく)なり結果長時間のランニングが可能になるかも知れない。
私が通っているジムはトレッドミルにテレビ画面が搭載されていないモデルの為、アマゾンのFire DFを持ち込んでいる。価格も安く壊れても安心!?なのでおすすめアイテムの1つだ。
私がジムで使用しているタブレットは、Fire HD 10だ。価格も1万円代で動画をみるだけであれば、不自由ない。因みにロードバイク練習のローラー練の時も重宝する。
「Cloud X」のスペック
基本情報
メーカー | On(オン) |
名称 | Cloud X(クラウドエックス) |
価格 | 16,830円(税込) |
重量 | 240 g(8.47 oz) 公式HPより |
ドロップ | 6mm |
ミッドソール | Cloudパーツ |
テクノロジー | CloudTec® |
カラー(メンズ) | Alloy | Niagaraをはじめとする計7色 |
カラー(ウィメンズ) | Alloy | Lilyを始めとする計9色 |
カラー展開が豊富
Cloud Xはメンズ、ウィメンズ共にカラー展開が豊富だ。メンズは合計7色、ウィメンズは合計9色も展開されている。この豊富カラー展開はOnの中でもトップクラスだ。お気に入りのカラーを見つけて欲しい。
「Cloud X」の外観
ミッドソール部分
Cloud Xのミッドソール(CloudTec®︎)は、真横から見ると良くも悪くも普通だ。インパクトのあるCloudmonsterやCloudstratusと比べると見劣りする。
しかし、踵側から見てみると、ミッドソールの形状(靴底)がCloud X独自のデザインが施されている事がわかる。山の裾の尾みたいにソールが広がっているのだ。このデザインは様々ワークアウトに対応できるように敢えて靴の接地面積を増やす為だと考えられる。現に「横への動き」は他の靴と比べ安定感があった。
アウトソール部分
グリップは、最近のトレンドのパターンでは無く旧モデルデザインに良く見られたパターンが使用されている。上記がCloud Xのアウトソールのパターンで下記が最新モデルのCloud Monterのパターンだ。私の場合、完全室内履として使用している為、路面が悪い状態で使用は想定していないのでグリップ力に不満は一切無い。
アッパー部分
アッパー構造は2層構造となっており、アッパー部(外側)はメッシュ加工がしてあり通気性が確保されている。インナー部(内側)は目の細いメッシュ素材が使用されており足入れしやすい。正直、通気性は、抜群とは言えないが必要十分のレベルだ。(通気性で言えば、セグメントは違うが、Cloudmonsterの方があると断言できる。)
シュータンも2重構造でしっかりとした作りである。多分ではあるが少し中綿が入っているのではないかと推測される。クッションを感じられる程よい厚みがある。
ヒールカップ部分
ヒールカップは、少なくとも4種類の素材で構成されている。一番下の部分はプラスチック的な硬い素材で踵をしっかりホールドしてくれる。
また、ヒール部のクッションパッドは足首全体にフォローしてくれてしっかりと支えてくれる。クッションパッドは5つのパーツから構成されており Onの拘りを感じられる部分だ。
サイズ感
サイズ感については、いつものランニングシューズと同じサイズで問題ないと思う。因みに私の購入したサイズは27.5cmである。Onのシューズも大概27.5cmを購入しているが、このCloud X若干他のOnシューズに比べて大きめの印象は受けた。しかし、27.0cmでは小さいので27.5cmが私の最適サイズと思う。
このシューズをオススメする人
ジムでウェイトトレーニング以外のトレーニングも行う人
今回、Cloud Xをジムトレーニング用シューズとして紹介してきたが、ジムトレーニングの中でも特にウェイトトレーニング以外のトレーニングも行う人にとってはおすすめだ。逆にウェイトトレーニングのみの使用の方については、CloudX以外の選択肢が出てくるだろう。(決して、Cloud Xが悪いという意味ではない。)何でも対応できるCloud Xを生かすには様々なワークアウトに挑戦する人の方が良いと考える。
お気に入りのカラーでトレーニングを楽しみたい人
冒頭の方での説明でお忘れかも知れないが、このCloud Xカラーラインナップが豊富だ。メンズは計7色、ウィメンズは計9色の展開がある。Onの中でもこのカラー展開は稀であるが、他メーカーと比較してもこんなにカラー展開が豊富なシューズはあまりない。きっとお気に入りのカラーが見つかるのではないであろうか。
トレーニング以外(普段使い)でも使用したい人
エニタイムフィットネスなど、土足(普段履き)でそのままトレーニングを行えるジムもある。そのようなジムに通う人は、普段履きとトレーニング用を分けて管理するのが面倒な場合がある。Cloud Xであれば、デザインもカッコよく普段使いも問題なくできるので、1足で普段使いとトレーニングを行う事ができる。
最後に
今回は、ジムトレーニングにおすすめのシューズを紹介してみた。意外にジムトレーニング用シューズ選びは苦労している人が多いと思うCloud X是非試してみてほしい。
On公式サイトでも購入可能
Onのシューズやアパレルは、【On(オン)公式】 でも購入可能だ。
私もOn公式で購入するときがある。個人的にはアパレルの種類が実店舗や大型ECサイトより豊富なため良く活用している。また、ラストチャンス(過去シーズンのアイテム)で自分のサイズがあればかなりお得にOnのアイテムを手に入れる事ができる。
私は過去、スウェット、ランニングパンツ、タイツ等セール価格で購入する事ができた。シューズのサイズの在庫が豊富なことやサイズが合わない場合返品・交換が可能なことも【On(オン)公式】 の強みだ。
公式サイトはこちらから↓↓