インプレ

Garminスマートウォッチ「Forerunner955」(フォアランナー955)遂に登場、旧モデル「 Foreathlete945」(フォアアスリート945)と徹底比較

 遂にGarminより「Forerunner955」の発売日が発表された。発売日は2022年6月16日だ。Forerunner955は、Garminのランニングウォッチの最上位モデルで、Foreathlete945の後継機種になる。Foreathlete945は2019年6月6日に発売されたので、実に3年ぶりのアップデートになる。

 私も、Forerunner955(Foreathlete955と思っていたが)の発売を今か今かと待ち望んでいたが、中々発売されなかった為、POLARのVANTAGE V2を今年の1月に購入してしまった。今となっては、もう少し待っていればと後悔をしている。

 今回は、Forerunner955の特徴と、旧モデルForeathlete945との比較をまとめてみたのでForerunner955購入の検討材料にして欲しい。

みやわた

Forerunner955の発売を多くの人が待ち望んでいたのでは無いだろうか?

Forerunner955と同じタイミングで発売されたForerunner255との比較は、下記記事を参考にして欲しい。

 

fore

Forerunner955とForeathlete945徹底比較

Photo :GarminHP (Forerunner955)
Photo :GarminHP(Foreathlete945)

 旧モデルとなったForeathlete945と今回発売されたForerunner955を徹底比較していきたい。Garmin HPより2モデルを比較する場合仕様欄より2モデルを比較する必要があるが表記内容が同じでない為、比較しにくいと思う。そこで今回Forerunner955の項目に合わせて筆者がまとめてみた。(違う箇所があればご指摘いただきたい。)

 徹底比較の為、比較対象項目がかなり多いが、特に旧モデルと違いがあり、個人的に気になる項目を青マーカー、変更点がある項目に赤マーカーを引いている。ながら見でも視覚的に認識できるように配慮してみた。

本体仕様

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
価格74,800円(税込)/84,800円(税込)76,780円(税込)
レンズ素材Corning Gorilla Glass DXCorning Gorilla Glass DX
ベゼル素材繊維強化ポリマー繊維強化ポリマー
QuickFitウォッチバンド互換性あり (22 mm)あり (22 mm)
ストラップ素材シリコンシリコン
サイズ46.5 x 46.5 x 14.4 (mm) 47 x 47 x 13.7 (mm)
タッチスクリーン✖️
カラー表示
ディスプレイサイズ直径1.3インチ(33mm)直径1.2インチ(30.4 mm)
重量53g 50g
解像度260 x 260 ピクセル240 x 240 ピクセル
ディスプレイサイズ太陽光の下でも見やすい、半透過メモリインピクセル(MIP太陽光の下でも見やすい、半透過メモリインピクセル(MIP)
稼働時間スマートウォッチモード: 約 15 日間+5 日間*
GPSモード: 約 42 時間+7 時間**
マルチGNSSマルチバンド+音楽再生モード: 約 8.5 時間
マルチGNSSマルチバンドモード: 約 20 時間+2 時間**
GPSモード: 約 42 時間+7 時間**
Ultratracモード: 約 80 時間+30 時間 **
*ソーラー充電、50,000ルクスの条件で1日3時間の屋外での終日着用を想定
**ソーラー充電、50,000ルクスの条件での使用を想定

スマートウォッチモード:最大14日間
トレーニングモード(音楽再生+GPSモード+光学式心拍計):約10時間
トレーニングモード(GPSモード+光学式心拍計):約32時間
ウルトラトラックモード:約50時間
防水等級5ATM5 ATM
内蔵メモリ/履歴32GB200 時間分のアクティビティデータ

時計機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
時間/日時
GPS時間同期
自動サマータイム設定
アラーム
タイマー
ストップウォッチ
日の出/日没時刻

時計機能は、旧モデルと変わったところは無い。

健康モニタリング

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
手首ベースの心拍数測定(常時、毎秒)
安静時心拍数
異常心拍アラートあり(上限/下限)
呼吸数
血中酸素トラッキングあり (スポットチェック、オプションで終日または睡眠時)
フィットネス年齢
Body Batteryエネルギーモニター
ストレスレベル計測
リラクゼーションリマインダー
リラクゼーション呼吸タイマー
睡眠モニタリング
睡眠スコアと洞察
水分補給トラッキング
女性のための健康トラッキング(生理周期、妊娠)あり (Garmin Connect内および Connect IQウィジェット)
ヘルススナップショットあり (Garmin Connect内および Connect IQウィジェット)

センサー

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
GPS
GLONASS
Galileo
みちびき(補完信号)
マルチバンド周波数
Garmin Elevateリスト型心拍計
気圧高度計
コンパス
ジャイロセンサー
加速度計
温度計
血中酸素トラッキング

デイリースマート機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
無線インターフェースBluetooth, ANT+, Wi-FiBluetooth, ANT+, Wi-Fi
Connect IQ (ダウンロード可能なウォッチフェイス、データフィールド、ウィジェット、アプリ)
デバイス上のConnect IQ ストア
通知機能
テキスト応答/テキストによる電話拒否◯(Android のみ)
カレンダー
天気情報
Garmin Connect Mobileによるリアルタイム設定同期
バッテリー節約(カスタマイズできる低電力モード)
スマートフォン音楽再生操作
ミュージックプレーヤー
音楽保存可能数最大 2000 曲最大 1000 曲
スマートフォン探索
デバイス探索
VIRB 操作
スマートフォン互換性iPhone, AndroidiPhone, Android
Garmin Golf アプリ対応◯ 
Garmin Connect Mobile アプリ対応◯ 
Garmin Pay,Suica◯ △(Garmin Payのみ)

トレーニング、計画、分析機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
心拍ゾーン
HRアラート◯ 
HRカロリー◯ 
最大心拍%◯ 
% HRR◯ 
リカバリータイム◯ 
自動最大心拍数◯ 
モーニングレポート◯ 
レース概要/ウィジェット◯ 
HRV ステータス◯ 
トレーニングレディネス◯ 
心拍転送モード(ペアリングしたデバイスにANT+を介してHRデータを送信)◯ 
呼吸数(エクササイズ中)あり(要互換アクセサリ)あり(要互換アクセサリ)
GPS速度と距離◯ 
データページのカスタマイズ◯ 
カスタマイズできるアクティビティプロフィール◯ 
自動ポーズ◯ 
インターバルトレーニング◯ 
改善されたインターバル(オープンリピート、インターバルデータページ、休憩画面、自動検知を含む)◯ △(インターバルトレーニング)
ワークアウト◯ 
ダウンロード可能なトレーニングプラン◯ 
自動ラップ◯ 
手動ラップ◯ 
レストタイマー◯ 
設定可能なラップアラート◯ 
暑熱と高度への適応◯ 
VO2 Max (ラン)◯ 
VO2 Max (トレイルラン)◯ 
リアルタイムスタミナ◯ 
トレーニングステータス◯ 
トレーニング負荷◯ 
トレーニング負荷バランス◯ 
トレーニング効果(有酸素)◯ 
トレーニング効果(無酸素)◯ 
主なメリット(トレーニング効果ラベル)◯ 
改良されたリカバリータイム△(リカバリータイム)
おすすめワークアウトあり (7 日間)
カスタムアラート
音声指示◯ 
到着予想時間◯ 
パーチャルパートナー◯ 
レース◯ 
自動マルチスポーツ◯ 
マニュアルマルチスポーツアクティビティ◯ 
コースガイド◯ 
Garmin ライブセグメント◯ 
Strava ライブセグメント◯ 
ラウンドトリップコース作成◯ 
人気度に基づくTrendlineルーティング◯ 
タッチ/ボタンロック◯ 
ショートカット◯ 
自動スクロール◯ 
ウォッチのアクティビティ履歴◯ 
Physio TreUP◯ 

ランニング機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
ランプロフィールランニング, トラックラン, トレッドミルラン, 室内トラックラン, トレイルラン, バーチャルラン, ウルトラランランニング、室内トラックラン、 トレッドミルラン、トレイルラン
GPSベースの距離、時間、ペース
ランニングダイナミクス ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要
上下動と上下動比 ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要
GCTバランス ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要
歩幅(リアルタイム) ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要ランニングダイナミクスポッド(別売)が必要
ピッチ(リアルタイムの1分あたりの歩数) ◯
ランニングパワー ランニングダイナミクスポッド(別売)またはランニングダイナミクス機能対応の心拍計(別売)が必要
パフォーマンスコンディション◯ 
乳酸閾値心拍センサー(別売)が必要心拍センサー(別売)が必要
PaceProレース戦略◯ 
ランワークアウト◯ 
レース予想タイム◯ 
コース・天候別レース予測◯ 
フットポッド◯ 

ランニング機能は大幅にアップデートされたのではないであろうか。後述するがPaceProレース戦略など目新しい機能が充実している。

サイクリング機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
サイクルマップ (サイクリング専用ルート設定の道路地図)
サイクリングプロフィールバイク, ロードバイク, マウンテンバイク, グラベルバイク, 自転車通勤, ツーリングバイク, eバイク, eマウンテンバイク, 屋内バイク, シクロクロスバイク、屋内バイク、マウンテンバイク
アラート(設定した時間/距離/心拍数/カロリーのゴールに達するとアラームが鳴る)◯ 
コース◯ 
MTB Grit & Flow◯ 
バイクラップとラップ最大パワー◯ 
レース◯ 
FTP(機能的体力しきい値)あり(要互換アクセサリ)あり(要互換アクセサリ)
Vector/Rally(パワーメーター)互換性◯ 
パワーメータ互換性(互換性のあるサードパーティのANT+対応パワーメータからパワーデータを表示)◯ 
サイクリングダイナミクス◯ △(高度なベクトルサポート)
Varia Vision(ヘッドマウントディスプレイ)との互換性◯ 
Variaレーダー(リアフェイスレーダー)との互換性◯ 
Variaライトとの互換性◯ 
スピードケイデンスセンサーサポート◯ 

サイクリング機能は、旧モデルとそこまで大きく変わった点はないが、サイクリングプロフィールの項目が増え、シクロクロスや自転車通勤などが加わった。

スイム機能

名称Forerunner955/Forerunner 955 Dual PowerForeathlete945
スイムプロフィールプールスイム, オープンウォータースイム, スイム/ランプールスイム、オープンウォータースイム
オープンウォータースイム計測(距離、ペース、ストローク数/距離、スイミング効率(SWOLF)、カロリー)
プールスイム指標(時間、距離、ペース、ストロークカウント、スイミング効率(SWOLF)、カロリー)◯ 
泳法の識別(自由形、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ)(プールスイムのみ)◯ 
ドリル練習計測 (プールスイムのみ)◯ 
ベーシックレストタイマー(0からカウントアップ)(プールスイムのみ)◯ 
休息リピートオン(プールスイムのみ)◯ 
Auto Rest (プールスイムのみ)
距離/時間アラート◯ 
ペースアラート(プールスイムのみ)◯ 
カウントダウンスタート (プールスイムのみ)◯ 
プールスイムワークアウト◯ 
クリティカルスイムスピード◯ 
水中用光学式心拍計◯ 
別売のハートレートセンサーにより取得した心拍数(休憩時の心拍数をリアルタイムで取得、休憩時のインターバルとセッションの統計情報、水泳後の心拍数の自動ダウンロード)あり (要HRM-Swim または HRM-Pro)あり (要HRM-Swim または HRM-Pro)

個人的には、SWIM機能については、かなりアップデートされているのでないかと思う。トライアスロンのSWIM練習の大半はプールだと思うので、Auto Restやペースアラート等はとても使い勝手の良い機能ではないかと考える。

Forerunner955/Forerunner 955 Dual Powerの新機能

 次は、Forerunner955/Forerunner 955 Dual Powerの新機能を紹介したい。

ソーラー充電に対応

Forerunner 955 Dual Powerはその名の通り2つの充電ソースを持っている。通常の充電に加えソーラー充電に対応したモデルで、ソーラー充電により稼働時間を延長する事ができる。

タッチスクリーン機能

遂に、9シリーズもタッチスクリーン機能に対応した。スマホや、タブレットなど、タッチスクリーンに慣れてしまった昨今感覚で操作できるタッチスクリーン機能はありがたい。勿論旧モデル同様ディスプレイ横のボタンは搭載されているため、ボタン派の人も安心して欲しい。

GNSSマルチバンド周波数対応

GNSSマルチバンド周波数対応になった事により、都市部の構造物が多い場所や、山の中など干渉が多い環境での測位制度が向上する。トレイルランニングの頻度が高い人はマルチバンド周波数対応デバイスを使用する事でより精度の高い計測ができる。

Suica決済対応

 Suica決済にも対応できるようになった。旧モデルのForeathlete945はGarmin Payのみ対応であった。(Foreathlete745はSuica対応)今回Suica決済対応になり、財布を持たずにアクティビティを行い、帰りは電車で帰ってくるなど選択肢の幅が広がった。

トレーニング分析機能多数

旧モデルよりも、トレーニング分析機能がかなり充実している。本当にかなり多いため、気になる機能を抜粋して紹介していきたい。

モーニングレポート

Photo:GarminHP

天気・歩数目標・体のエネルギー残量BodyBatteryに基づいた提案を毎朝お知らせ。

レースウィジット

Photo:GarminHP

コースの詳細、天気、パフォーマンスに基づいて、次のレースのトレーニングのアドバイスとフィニッシュタイム予測を表示。

みやわた

この機能、どのようにしてコースの詳細を入力するか気になるが、実際使ってみたい。そして、予想されたフィニッシュタイムとのタイム差を検証してみたい。

HRVステータス

Photo:GarminHP

自律神経状態の指標となる心拍変動を確認する事で、競技パフォーマンスの向上や怪我を防ぐためのトレーニングプランをサポート。

トレーニングレディネス

Photo:GarminHP

睡眠の質、回復、トレーニング負荷などに基づいて、今日はハードなトレーニングを行うべきか、リラックスして回復に努めるべきかを判断。

リアルタイムスタミナ

Photo:GarminHP

レースでのスタミナ切れを防ぐためのペース配分に役立つ。

みやわた

この機能も実際使用してスタミナの限界を探ってみたい。

PacePro戦略(ランニング)

Photo:GarminHP

コースをランニングする際に、レベルに合わせて調整されたガイダンスを利用してペースを保つのに役立つ。

Forerunner955まとめ

 満を持して発売されたForerunner955/Forerunner 955。

 まず、驚いたのは定価では今回発売されたForerunner955の方がForeathlete945安いという事だ。物価上昇が激しい中、新モデルでも価格が上がらないのはGarminの企業努力では無いかと思う。

 そして、期待通り機能面も旧モデルForeathlete945よりも大幅に向上している。個人的にも使用してみたい機能が多数ある。このForerunner955を待たれていた方は迷わず購入されるであろうが、他メーカーのスマートウォッチを検討されている方もこのForerunner955の機能を見てから購入を検討された方が良い。(後から後悔しないためにも。)

ただし、多くの機能はいらない人には、同時に発売されたForerunner255がおすすめである。トライアスロン機能も勿論搭載されているし、必要最低限の機能というよりは、必要十分以上の機能が搭載されている。価格は、¥49,800-(税込)だ。今後、多くの方へおすすめするスマートウォッチになるであろう。

みやわた

Forerunner255は、Foreathlete745に変わる多くの方におすすめ出来るモデルになった。

ガーミン以外のスマートウォッチも検討される方は下記記事も読んで参考にして欲しい。

 

【2022年版】トライアスロンにおすすめなスマートウォッチ紹介 後悔しない為の重視すべき機能とは? みやわた みなさんこんにちは。 今回は、トレーニングの質を劇的に向上させるスマートウォッチについて書いていきたい。 スマー...