2023年に入り新たなチャレンジとして、トライアスロンを始めようと思っている人もいるのでは無いだろうか。ここ数年で物価が著しく上昇し、揃える装備が多いトライアスロンの参入障壁が益々高くなったと言える。
今回は、今からトライアスロンを始める方に向けて実際どのくらい予算がいるのか検証してみたいと思う。
オリンピックディスタンス(OD)であれば半年程度練習をすればレース完走までは十分可能と思うので迷っている人もこれを機にチャレンジしてみて欲しい。
トライアスロンのレースに参加するまでに必要な予算。
スイム装備編
トライアスロンの最初の競技であるスイム。まずは、スイム装備の費用について検証していこう。
ウェットスーツ
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥15,000〜¥20,000(¥17,500)※()は左記価格の平均値
国内のトライアスロンレースに参加するのではあればほぼ必須となるウェットスーツ。レースに参加するには必要不可欠なアイテムだ。
初めてのウェットスーツは海外通販を利用した格安ウェットスーツを薦めている。理由としては、競技歴が長くなるにつれ体型が変化するため高価なウェットスーツを購入しても、サイズが合わなくなる可能性があるからだ。
海外通販を利用すれば、予算は2万程度を考えておけばまず問題ないであろう。
因みに、オーダーメイドであれば10万程度は必要になるのでかなり高額となる。
練習用スイムウェア
必要度:4.0(5.0点満点中)
価格:¥2,000〜¥3,000(¥2,500)※()は左記価格の平均値
スイムを練習するためのスイムウェア(水着)だ。必要度を4.5としたのはトライアスロン編で紹介するトライスーツで代用する事ができる為だ。(余り現実的ではないが。)予算を切り詰めたいのであれば、スイムウェアを購入せずにトライスーツを購入して代用して欲しい。
ゴーグル
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥3,000〜¥4,000(¥3,500)※()は左記価格の平均値
スイムウェアと違いゴーグルはマストアイテムとなっている。練習でもレースでも必須だ。ゴーグルも様々な種類があるが、¥3,500程度あれば十分使用できるものを購入できる。
バイク装備編
ロードバイク
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥157,300〜(¥157,300)※()は私がお薦めする自転車の最低価格
トライアスロンの道具の中で1番高価なアイテムがロードバイクだ。ロードバイクの価格は本当にピンキリで 10万円くらいのものから今では200万円に届くような高額なものまで販売されている。私がトライアスロンでレースに参加したい人にお薦めしたいモデルの最低金額の価格としている。
2023年モデルのおすすめのロードバイクをまとめているので下記記事を参考してもらえる嬉しい。
正直探せばこの記事で紹介しているモデルより安いものあると思うが、安かろう悪かろうのものを買うと後々、後悔する可能性がある。よってロードバイクを購入する際は慎重に今後長く付き合うことになる相棒を探して欲しい。
ロードバイクその他小物
ロードバイクで必要なものは、ロードバイク本体だけではない。レースに参加するための装備だけにフォーカスする
ヘルメット
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥10,000〜¥15,000(¥12,500)※()は左記価格の平均値
ヘルメットは、レースに参加する為には必須アイテムとなる。ヘルメットを装着しないとレースに参加する事が出来ない。(というよりロードバイクに乗る為の必須アイテムだ。)自分の身を守ってくれるアイテムなのでそれなりのものを購入して欲しい。ヘルメットの価格の目安としては1万円以上のものを買っておけば安全性の側面からも安心だ。
サイクルボトル
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥800〜¥1,200(¥1,000)※()は左記価格の平均値
ロードバイクに乗りながら水分を補給する為のボトルだ。トライアスロンのレースが暑い時期に開催されるものが多い為、途中での水分補給は必須だ。価格も高くないため是非とも購入して欲しい。
空気入れ
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥3,000〜¥6,000(¥4,500)※()は左記価格の平均値
空気入れも必ず必要となるアイテムだ。他の自転車よりも空気圧を高めに設定する必要のあるロードバイクは、空気が抜けるスピードも速い。小まめに空気を入れる必要があるので空気入れも必要だ。
ラン装備編
ランニングシューズ
必要度:5.0(5.0点満点中)
価格:¥10,000〜(¥10,000)※()は購入する金額の目安
ランニングシューズも今では3万円を超える高価格帯のものも販売されているが、これからトライアスロンを始める人は1万円程度の普通のランニングシューズで問題ないだろう。スペックよりも自分の足に合ったものを選んで欲しい。
キャップ
必要度:4.0(5.0点満点中)
価格:¥2,000〜¥5,000(¥3,500)※()は左記価格の平均値
炎天下の中開催されるレースが多い為、キャップもあった方が良い。
トライアスロン装備編
トライスーツ
必要度:4.5(5.0点満点中)
価格:¥15,000〜¥25,000(¥17,500)※()は左記価格の平均値
トライスーツでなくてもレースに参加する事が可能だが、全ての種目をこの1着で賄える為非常に便利である。トライスーツを1着持っていれば練習でも使う事ができるので重宝すると思う。
トライスーツも色々種類があるが、初めての人はセパレートタイプがお勧めだ。練習する時にパンツのみはくことができるので、バイク練の後のラン練習で、上はTシャツ、下トライスーツと便利に活用できる。
ちなみに私はレースの際はワンピースの物を愛用している。
ゼッケンベルト
必要度:4.5(5.0点満点中)
価格:¥1,000〜¥1,500(¥1,250)※()は左記価格の平均値
嘗ての私も本などを読んで知ったが、初心者の人が忘れがちなアイテムとしてゼッケンベルトがある。ゼッケンベルトは名前の通りゼッケンを装着するアイテムだ。バイクパート、ランパートは前後にゼッケンを装着する必要がある為、必須アイテムといってもよい。Tシャツなどでレースに参加される人は予め安全ピンでゼッケンを固定しても大丈夫だ。しかし、そこまで高いものではないので購入を検討して欲しい。
トライアスロングッズの総額は?
今回は、レースに参加する時に必要な必須アイテム星4.5以上の()の価格の総額としている。必要最低限のアイテムに絞っているが、これからトライアスロンを始めたい人には、参考となる価格ではないだろうか?
グッズ総額:¥225,505-
この金額は決して安くはないと思うが、トライアスロンはそれに見合うくらいの魅力を持っているので、興味のある人は思い切ってトライアスロンの道に飛び込んで欲しいと心から思っている。
また、その他紹介したアイテムも、トライアスロンを継続する上で持ってていて欲しいアイテムなので是非検討しみてほしい。
レース費用・旅費など
実は、トライアスロンの必要な費用はグッズのみではない。レースエントリー費用や、そのレースに参加する旅費もある。軽く紹介しておこう。
レース費用
オリンピックディスタンス編
オリンピックディスタンスのレースは各地で多く開催されており、その地域によってエントリー費用に幅があるが、大体¥20,000〜¥30,000位だ。勿論レースに参加する度に発生する費用なので、予算と相談してエントリーをしり必要がある。
ミドル・ロングディスタンス編
ミドル・ロングディスタンスのレースエントリー費用は、距離が長い分オリンピックディスタンスより高くなる。一概には言えないが、¥30,000〜¥40,000位の費用がかかる。
旅費
地元のレースに参加する場合は、ほとんど旅費は発生しないが、近場でレースが開催されている場所に住んでいる人の方が少数派だろう。トライアスロンの醍醐味の1つとして、「スポーツツーリズム」というものがある。訪れてみたい地域で参加するレースを決めても良いかもしれない。
JTU会員費用
私が、トライアスロン1年目の時は、JTU公認の大会に参加しなかったので、必要なかったが、JTU公認大会に参加する場合、JTUに加盟する必要がある。
JTU会員費用は年間¥5,300だ。
最後に
今回は、「トライアスロンを始めるにはどのくらいの費用がかかるか」という身近な疑問について、時代に合わせて費用を計算してみた。
確かに、他のスポーツを始めるには初期費用は高い。しかし、冒頭にも書いたようにそれ以上に魅力も大きいスポーツなので是非ともトライアスロンを始めようと思っている人はこちらの世界に飛び込んでほしい。