今回紹介するのは、ゼッケンベルトにもなるランニングポーチRunningMateProだ。
光栄なことにモニターアスリートに選んで頂き、先日参加したトライアスロン大会(みやじま国際パワートライアスロン)や普段のランニングで使用させていただいたのでレビューをしたいと思う。
RunningMateProのスペック
メーカー | Team One Day |
名称 | RunningMatePro |
価格 | 2,800円(税込) |
重量 | 65g |
ウェストサイズ | 60〜130cmまで対応(カスタマイズで50cmにも対応) |
容量 | 防水ポーチ1つ、ジェルスロット4つ |
ベルトサイズ | 高さ 約60cm×横 約34cm×奥行 約20cm |
カラー(6種類) | Black ,Blue,Orange,Grey,Pink,Red |
RunningMateProの特徴
最大4個まで補給食(ジェル)を装着出来るスロット搭載
私がこの「RunningMatePro」の最大の特徴と思うのがゼッケンベルトでありながら、ベルトに最大4個の補給食を装着出来るスロットを搭載している点だ。
ジェルの装着手順
- ジェルの先端を細くなるように折る
- スロットの上部からジェルを逆さにして挿し込む
- ジェルの容器を半分ほど入れたら中身を分散させる
今回私は補給食(ジェル)としてマグオンとKODAを使用したがどちらも問題なく装着する事が出来た。
防水仕様の収納ポーチ
収納ポーチは防水仕様で急な雨でも中身が濡れない安心設計だ。ジッパーも浸水防止のものが仕様され引き手も大きく走りながらでも中身を出し入れする事ができる。
見た目以上の収納力
収納ポーチは、何も収納しなければゼッケンベルトと同じ太さ(約4.5cm)だが、裏面にマチがあるため見た目以上に物を収納する事ができる。また、ポーチの素材自体もストレッチ性が高いためある程度大きいものでも収納する事ができてしまう。
イヤホンホール有り
今ではBluetoothのイヤホンを使用される方が多いと思うが、有線を使っている人には嬉しいイヤホンホールもデザインされている。防水ポーチの裏側にイヤホンホールがある。
反射素材付き
ジッパー部分の両サイド部分には反射素材が使用されており、夜間時のランニング中に車や自転車に自分の存在を知らせる事ができる。
極太ベルト&強靭なバックル
幅4cmのベルト
RunningMateProのベルトは他のゼッケンベルトに比べるとベルトの幅が太い。その幅は約4cmだ。これはゼッケンベルトであると同時にランニングポーチの側面を持っているためだが、これにより物を入れた状態で走っても揺れない。
安定感のあるバックル
また、バックルも大きくランニング中外れる心配をしなくて良いくらい安心できる強靭さを備えている。
色々機能はついているがゼッケンベルト
収納ポーチの両サイドにゼッケンホルダーがデザインされている。ゼッケンの固定方法は、ゼッケンの両サイドに穴を開けゴム紐をゼッケンに通し固定する。
私は今回レースに臨むにあたりゼッケンベルト固定後、念の為ゴム紐を結んで落下防止対策をしている。
ゼッケンベルトとしての評価
評価:4.5点(5.0点満点中)
RunningMateProをゼッケンベルトしてみた場合の評価は、5.0点満点中4.5点だ。ゼッケンベルトはトライアスロンやマラソンに参加するための必須アイテムだ。その中で是件ベルト+αの機能があるRunningMateProは自分の中で評価が高い。
長時間のレースに使いたいゼッケンベルト
RunningMateProのゼッケンベルト+αとしての機能として特に秀逸なのは、やはり補給食装着できるスロットが搭載されている事だ。補給食を携帯出来るメリットは特に長時間のレースになればなるほど真価を発揮する。ミドル以上のトライアスロンやフルマラソンなどで使用していきたいと思った。
私は今回ミドルのトライアスロンのレースで使用したが、RunningMateProをゼッケンベルトと使用して良かったと思っている。
T1でのゼッケン装着が予想以上に楽だった
私はOD(オリンピックディスタンス)の場合はスタート時にゼッケンベルトを装着し、その上からウェットスーツを着ている。これはT1でゼッケンベルトを装着する時間を削るためだ。今回は、RunningMateProのスロットに補給食をセットしていたため、ゼッケンベルトは外してT1にセットしていた。
RunningMateProは他のゼッケンベルトと比べてベルトが太く、またバックルも大きいため直ぐにゼッケンベルトを装着する事が出来た。(予想以上にスムーズに装着出来た。)
スロットには補給食(ジェル)3つをセット
私は、ランニング用に補給食(マグオン)を3つセットしていた。バイク用の補給食はバイクのフレームに貼り付け携帯していたが、その補給食を全て消費してもエネルギー切れの恐れがあったのでゼッケンベルトの補給食を前借りして食べた。RunningMateProにしていなければバイクパートでエネルギー切れを起こしていたかもしれない。RunningMateProに助けられた。(パート1)
防水ポーチ内に忍ばせていた「カツサプ」「2RUN」
ランパートに突入して直ぐに両足を攣るというアクシデントに出くわした。トライアスロン人生の中で初めての経験だった。足が攣りそうな時は騙し騙し走るスタイルを今まで貫いてきたが今回は両足ということで思い切って足を止めて回復に努めた。
そこで役に立ったのが防水ポーチ内に忍ばせていた「カツサプ」「2RUN」だ。まず2RUNを服用して足の痙攣が治るのを待ち、再発防止の為カツサプを服用した。またまたRunningMateProに助けられた。(パート2)RunningMateProと各種サプリのお陰で以降は足を攣ること無くゴールする事が出来た。(足が攣らないギリギリの強度で走った)
安定感のある揺れないゼッケンベルト
また、ランニング中は腰に補給食を装着しているにも関わらず揺れる事が無く走る事に専念出来た。ゼッケンベルトとしての本来の機能も申し分なかった。
ODであれば普通のゼッケンベルトの使用を推奨
但し、ODであれば自分は普通のゼッケンベルトを使用すると思う。別にRunningMateProが悪い訳では無く、RunningMateProの強みである補給食の携帯とポーチ収納力の恩恵を受けにくい為だ。ODの場合2時間程度でレースが終了する為補給食をそこまで携帯する必要がないのだ。それなら、普通のゼッケンベルトを装着したままウェットスーツを着た方がメリットがある気がする。
勿論、RunningMateProに補給食をセットしなければゼッケンベルトを装着したままウェットスーツを着用する事は可能ではある。
ゼッケンベルトを持っていなければおすすめの1品
もしあなたがゼッケンベルトを持っていなければ、RunningMateProは最適なゼッケンベルトになるかもしれない。更にあなたがフルマラソンやミドル・ロングのトライアスロンにチャレンジするのであれば尚更だ。必ずRunningMateProの恩恵にあやかれるだろう。
ランニングポーチとしての評価
評価:3.5点/5.0点満点中
ランニングポーチとしてのRunningMateProの評価は5.0点満点中3.5点だ。決して悪い訳ではないが、良くも悪くも普通といった印象だ。必要最低限のアイテムを収納してランニングするにはちょうど良くレース時同様ランニング中に揺れる事も無い。
防水&大容量の収納ポーチ
収納ポーチは防水仕様で、ランニング中の急な雨でも安心だ。収納ポーチの中には、スマホと小型財布(パーゴワークス Trail Bank S)が収納可能だ。
生憎500mlのペットボトルの格納は難しいが、小型のフラスクボトル程度であれば格納可能だ。
最強のランニングポーチは「RUSH HIP」の王者防衛
私の中で、最強のランニングポーチはパーゴワークスの「RUSH HIP」だ。容量はRunningMateProを凌駕し、夏でも500mlのペットボトルを携帯できる。走りながら片手でウェストの紐を調整できるし、ポーチへのアクセスも良い。
但し、RunningMateProに劣る点は防水機能は備えていないという事だ。防水機能が欲しいという人はRunningMateProの方が合っているといえるだろう。
最後に
今回モニターアスリートとして選んでいただいたTeam One Dayの方々には感謝しかない。くどいようだが、RunningMateProのお陰でみやじま国際パワートライアスロンのゴールテープを切れたと言っても過言では無い。(+家族やチーム、知人の応援も助けになっている。)
RunningMateProは、ゼッケンベルトとしてはとてもクオリティの高いアイテムだと思う。ゼッケンベルトと比べると少し辛口評価だったかもしれないランニングポーチとしての評価も決して悪い訳では無いので誤解しないで欲しい。
これからも素晴らしいアイテムを企画、提案していって欲しい。
そして、ゼッケンベルト1つでここまで記事を書けるとは思わなかった。