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バーテープ「リザードスキンズ」は、おすすめ出来る逸品。全種類試した上でオススメする厚さは!? 

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 ロードバイクを自分好みにするにアップデートする当たり比較的簡単にできるのがバーテープの交換だ。バーテープの色を変えるだけで愛車の見た目も変わるそ、機能面も向上する。そして、価格も他の部品を交換するよりも安価に行う事が出来、一石三鳥のアイテムである。

 バーテープとは、ハンドルを握るグリップ部分に巻く帯状のテープの事を指す。グリップ力の向上や、クッション性を高める役割があり、バーテープの種類によってその機能は様々だ。 

 特にトライアスロンはスイムアップからバイクへ乗り換えるが、トランジションの短縮の為ほとんどの人が素手でハンドルを握る。よって、バーテープの握り心地やグリップ力、クッション性などは非常に重要なのだ。

 まず、結論から申し上げると、自分の中では過去のバーテープの中で1番リザードスキンズが好きで、ここ数年はこのリザードスキンズをリピートしている。(TTバイクは除く)

 バーテープの交換を検討されておられる方が居れば、是非リザードスキンズのバーテープを交換の候補として検討して欲しい。

1.リザードスキンズとは?

トカゲの皮を連想させる、手に馴染むグリップ力とクッション性が魅力のバーテープブランド。「乗り心地を楽しくしながらバイクとライダーを保護する」ことを使命とし、安全で快適なハンドリングを実現しています。自転車だけではなく、野球、ホッケー(ラクロス)の選手からも高い評価を受けています。

株式会社フタバ商店HP引用

確かに、商品ラインナップを見ると自転車のバーテープのみならず、野球のバットのグリップやホッケーのラケットのグリップも販売されている。また、自転車商品でいうとToe Coverや、Shoe Coverなども販売されている。変わり種で行くと、PCのマウスに貼り付けるMouse Gripなどもあるようだ。

2.ロードバイク用バーテープのラインナップ

THICKNESS(厚さ)

ロード用のリザードスキンズのラインナップは大きく分けて4種類にある。商品名の数字=バーテープの厚さなので購入時もわかりやすいと思う。

DSP 4.6

2021年5月にリザードスキンズ史上最も厚い4.6mm厚のラインナップが加わったようだ。ブログのタイトルを考えた時は全てのラインナップを使用(以下3種類の厚さ)した結果を書こうと思っていたが、正直この4.6mm厚の発売は盲点だった。初めに断っておくが、今回DSP4.6のバーテープは試していないし、試そうとも思っていない。何故なら下記の3.2mmタイプでも厚いと感じたからだ。(ネタバレ)

DSP 3.2

▲全種類サンプルの生地があり、触り心地を確かめる事ができる。(左下)サンプルだと3.2mmの厚さを感じにくいかも知れないが、バーテープを巻くとフワフワになり厚さを感じる事が出来る。

先述のDSP4.6が出る前は最厚であった商品。厚さは数字の通り3.2mmだ。

DSP 2.5

▲全種類サンプルの生地があり、触り心地を確かめる事ができる。(左下)

厚さ2.5mm厚のバーテープです。

DSP 1.8

▲アップデートされたバーテープのエンドキャップ旧モデルより良さそう!

厚さ1.8mm厚のバーテープ。

 リザードスキンズのカラーラインナップは多数ある。単色のものから、バイカラー、カモ柄まで。バーテープの厚さによりカラー展開も異なる稀に欲しいカラーがあってもバーテープの厚みが合わず断念しなければならないパターンもある。しかし、乗り心地が厚みによって変わるので機能重視で厚みを選んだ後、その中からカラーを選ぶ方をオススメする。

3.4種類(3種類)からどの厚さを選ぶか?

 では、3種類(DPS3.2,DPS2.5,DPS1.8)のバーテープを使用した上でのインプレと私のオススメの厚さを紹介して行きたい。

厚さ別インプレッション

DPS3.2

 私は使用した中で最も厚いバーテープだ。単刀直入にいうと「厚すぎる」の一言。私はバーテープの選考基準は、練習やレースで使用するにあたり、ストレスなくハンドルを握れる事だ。重視するのは、特にグリップ力。トライアスロンは素手でハンドルを握るため普段の練習でも私は素手でハンドルを握る事が多い。手に吸い付くような握り心地を重視している。


 質感はどの厚さのバーテープも同じだが、この3.2mm厚はハンドルを握った際少し「グニュっ」とした遊びがあり力が逃げる感じた。言い換えるとハンドルが握りにくいのだ。3.2のクッション性については、正直後述する2.5とあまり変わりないと感じた。逆にハンドルの握りにくさの方が勝りリピート購入することはなかった。

 正直女性の方にはまずオススメしない。ハンドルを握る握力に影響してくると考える。
 敢えてオススメできる人を考えた場合、手の大きい男性で、クッション性を何より重視したい方向けと言ったところだろうか。(であればDPS4.6を購入されるかもしれないが。)

DPS4.6

DPS3.2の厚さで厚すぎると感じた私は今後もDPS4.6を試すことはない。逆にどのような握り心地になるのか試してみたくもあるが、すぐ交換したくなるので試さないと思う。

DPS2.5

リザードスキンズを初めて購入される方にオススメしたいのが、DPS2.5だ。ラインナップの中では1番ノーマル。私は3度このDPS2.5を購入している。

しっかりハンドルを握る事ができ、DPS3.2の時のように力が逃げる事もない。後は好みの問題になるが、私はもう少しダイレクトな握り心地が好きなのでDPS1.8の方が好みだ。

 クッション性も問題無い。オフシーズンはDPS2.5を使用して、シーズンイン前にDPS 1.8に巻き直したりもしていた。

DPS1.8

自分の中で1番しっくりくるのが、このDPS1.8だ。ハンドルの握り心地が抜群でハンドルをしっかり握る事が出来る。中には、薄すぎてハンドル径が小さくなり気持ち悪くなる方もいるかも知れない。下ハンドルを多用される方にもオススメだ。

正直、クッション性については、DPS3.2もDPS1.8も劇的に変化を感じられるかといえばそうでもない。(それを言っては身も蓋もありませんが。)結局は、自分の好みの握り心地を追求して行くしかない。(初めのウチはトライアンドエラーで構わないと思う。)

4.リザードスキンズの良い点

グリップ力が最高

まず、1番に挙げられるのが、そのグリップ力だ。しっとりしたその質感は他のバーテープでは感じることができないと考える。

そのグリップ力が好評で、プロ野球選手のバットのグリップとしても使用されているのであろう。

カラーラインナップが豊富

カラーラインナップもバーテープの中では豊富な方だ。自分の愛車に合うカラーは見つかるであろう。

耐久性も高い

耐久性も高いと思います。使用するにつれて、若干吸い付き力が落ちる気もするが、他のバーテープに比べて高いと思う。普通に使用したら1年は持つ。

リザードスキンズの悪い点

価格が高い

国内で購入した場合、4,000円近くの価格と割高感は否めない。一般的なバーテープの2倍をするので高級バーテープになる。

エンドキャップがチープ

高級バーテープにしては、エンドキャップがチープだ。(アップデートされて旧モデルより良くなっている。)

▲ボントレガーのエンドキャップ(バズキル)

私の場合は、バーテープはしばらくリザードスキンズを使用しておりますが、エンドキャップは違うものを使用している。(私のエンドキャップはボントレガーのバズキルというものを使用している。)

このエンドキャップは振動を吸収してくれるというもので、現在はもう販売されていない。

悪い点といえばこの2点位だろう。

最後に

▲今回交換してバーテープ。適当に巻いてしまったので早くもバーテープを交換したい。

今回は、私が愛用しているバーテープを紹介してみた。バーテープは他のロードバイクのパーツに比べて安価で、乗り心地や車体の印象を変えることの出来る比較的カスタムしやすいパーツと言える。

これから、屋外で練習するには良い季節となってくるので、バーテープを交換して練習をしてみては如何だろうか?