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【レビュー】On ランニングシューズ 「3世代目Cloudflow」(クラウドフロー)は、正統派ランニングシューズだった。

今更であるが、2022年に入り初めてランニングシューズを購入した。(練習量の少なさが伺える。)私が、最初の1足に選んだのはOnの3代目Cloudflowだ。

発売は2021年7月と最新シューズでは無いが、Cloudflowを初代から履いてきた私としては、心の片隅でこのシューズの存在を気になっていたのだと思う。試したいと。(いや試すだろうと。)

3代目Clodflowの発売後、私がランニングシューズが欲しいタイミングで、2代目Cloudstratusが発売された為、当時は発売間もないCloudstratusを購入してしまった。(stratusを購入して後悔は無いし、当時増量した体にはクッション性の高いstrastusを購入して正解であった。)しかし、結局Clouflowの存在が忘れられず、Cloudflowを購入してしまった。

On ランニングシューズ“2代目「Cloudstratus」”(クラウドストラトス)徹底レビュー 今年は、ランニングフォームを改善する年として割り切り、ゼロドロップが売りのアルトラやワラーチを履いてランニングしてきた。 しかし...

今回は、初代、2代目とCloudflowを履いてきた私なりに今回はこの3代目Cloudflowを徹底レビューしていきたいと思う。

1. Cloudflowの変遷

1.1 初代Cloudflow

▲初代Cloudflow(1足目)。ランニングシューズの役目を終えてジム用に。

初代Cloudflowが発売されたのは、2016年11月。

私がトライアスロンを初めようと思った年に発売された事になる。翌年の2017年にトライアスロンデビューを果たした時もOnのランニングシューズを履いていた。(Cloudflowではなかったが。)

当時、Cloudflowは所有しており、デビュー戦はCloudflowを使用予定であった。しかし、デビュー戦で使用したシューズはOnのCloudflash(2017年4月発売)であった。当時走力もないのに見栄とカッコいいという理由でCloudflashを購入した。今思えば全然使いこなせてなかったなと思う。しかし、デザインは秀逸であった。

翌年2018年のトライアスロンのレースはこの初代Cloudflow(2足目)と共に戦ったと言っても過言ではない。全てのレースをCloudflowで参戦した。

結果は年代別ではあるが出場した全てのレースでポイントを獲得(当時1〜5位までの人がポイントを貰える)し、表彰台に立つことも出来た。(2位だが。)

速いけど、身体に優しいシューズ

私の初代Cloudflowの印象は「速いけど、身体に優しいシューズ」だ。非常に軽く、勝手に前に進んでいってくれる。この前に進む感触はOn独特でCloudTecの成せる技だと思う。明らかにカーボンプレートのそれとは違う。

そして、距離を走っても身体にダメージが少ない。2018年のミドルのレースに参加した時に足を痛めており、完走は難しいと思っていたが、Cloudflowのお陰で20km完走でき、年代別5位に導いてくれた。

見た目がカッコよくてスタイリッシュ

これは、全てのOnの共通する事だが、とにかく見た目がカッコいい。初代Cloudflowも例外なくカッコよかった。そして配色もセンスがある。

初代からかなり高い完成度だった

個人的には、初代Cloudfowはかなり完成度の高い靴だと思う。同じシューズを2回購入したのは、この初代Cloudflowとasicsのターサージール位だろう。それくらい好きなシューズであった。

1.2 2代目Cloudflow

▲2代目Cloudflow。 自分の中では少しソールが硬いと感じた一足。

2代目Cloudflowが発売されたのは、初代は発売された3年後の2019年11月である。

下記のブログで2代目Cloudflowについて触れているので参考にしてほしい。

私のランニングシューズ履歴書 後編(2019〜2021年)私が購入してきたランニングシューズをその年の走力別に紹介していきます。...

少しソールが硬い!?

私は、初代Cloudfowよりソールが硬くなったと感じた。ある程度ペースを上げないとソールの恩恵を受けない気がする。そういう意味では若干初代より使用者を選びそうな気がした。

ペース走以上で真価を発揮

使い込んで行くと、2代目Cloudflowの得意なペースが見えてきた。私の中では4:45/kmのペースだ。このペース以上であればソールの反発も相まって気持ちよく走る事ができた。

相変わらずデザインは秀逸

デザインは変わらず秀逸だ。Onのシューズの良いところはランニングシューズとして使い終わっても、普段履きとして使える点だ。

2. 3代目Cloudflowのスペック

▲3代目Cloudflow。飽きのこないBlackカラーをチョイス。
メーカーOn(オン)
名称Cloudflow(クラウドフロー)※3代目
価格16,830円(税込)
重量238 g(公式HPより)
ドロップ9mm
ミッドソールHelion®︎スーパーフォーム製CloudTec®︎
アッパー再生ポリエルテルを70%使用
カラー(メンズ)4色Rust | Eclipse
Lake | Flare
Alloy | Magnet
Black | Asphalt(ワイドサイズも展開)

アマゾンで購入するとサイズによってはポイント還元率がヤバいものもある。中には40%以上のものもあった。(4/9時点)※更に10%オフクーポンも発行されいた。

こんなにお買い得に買えるとは…。

3.3代目Cloudflow概要

ここから本題の3代目Cloudflowについて書いていきたい。

3.1 外観

アッパー部分

▲シンプルになったアッパー。構造もシンプルになった。

アッパーは、初代から引き継がれているシームレスデザインだが、初代、2代目に比べて足入れした時のスムーズさがUPしているように思える。

▲2代目Cloudflow(左)と3代目Cloudflow(右)のアッパーの比較。


また、デザインも非常にシンプルになった。
私が購入したカラー(Black/Asphalt)では分かりにくいかもしれないが、グラデーションが施されOnのデザインへの拘りが伺える。

ソール部分

▲2代目Cloudflow(上)と3代目Cloudflow(下)のソールの比較。

ソールはOn特許技術のCloudTec®︎が使用されている。前作と比べ滑り止め部分が強化されている事が分かった。Onのシューズは濡れた路面に弱いイメージがあるが今回のラバーで少し改善されているようだ。

▲フロント部分は前作よりしっかり増強。
▲踵部分もしっかり増強されている。

ヒールカップ

シューズを持ってまず感じたはヒールカップの厚さだ。明らかに歴代Cloudfowのそれより厚い。しっかり足を包み込みホールド力がUPしていそうである。

3.2 サイズ感

サイズについては、On Userであればいつもと同じサイズを選んでもらうと間違いないと思うが、もしかするとハーフサイズ下げた方が良い人もいるかもしれない。(ハーフサイズ上げる必要がある人は、いないと思う。)

ワイドサイズ登場

実は今回のCloudflow、ワイドサイズが発売されている。

カラーリングは今回私が購入したブラック系しかないが、今まで足幅によってOnのシューズの購入を断念してしていた人には朗報だ。

4. 3代目Cloudflowレビュー

4.1 ファーストインプレッション(First impression)

まず、始めてCloudflowで走った印象から書いていきたいと思う。

始めて走った距離は10kmである。

良い意味で「普通」

歴代Cloudflowもそうであったが、良い意味で「普通」のランニングシューズである。言い換えれば、万能シューズ。安定感のあるシューズである。

普通というと悪く捉える方もいらっしゃるかもしれないが、良いか悪いかの2択であれば迷わず「良い」シューズと答える。

ソールの硬さの角が取れた。

走った瞬間にわかったのは、2代目Cloudflowよりアウトソールの硬さの角(かど)が取れていると感じた。それでいて反発力はそれの同等でスイスイ進んでいく印象を受けた。

個人的な印象だが、ソールの硬さは初代と2代目の間(2代目寄り)反発力は、2代目同等と感じた。

歴代1位の履き心地

10km程度ランニングを行ったが、足へのストレスは0で、履き心地は歴代1位だと確信した。この履き心地の秘密は下記と推測する。

  • 厚いヒールカップ
  • 厚みのあるシュータン
  • 柔らかいアッパー素材

歴代1位の履き心地を是非試してみてもらいたい。

4.2 インプレッション( impression)

5回履いて走った上での感触を書いて行きたい。

走った距離は延70km程度である。

全てにおいて万能シューズ

全てにおいてバランスの良い万能シューズである。

ペース

シューズには走るスピードによって向き、不向きがあるものだがこのCloudflowはその向き不向きが無い気がする。スロージョグ(7:00/km)からインタバール(3:10/km)のスピード全てに対応できる。(キロ2分台は筆者のスペックが低いため分からない。)

ダッシュでも靴に不満は無かったので、2分台のペースでも問題ないと思う…。

使用用途

使用用途においても万能だと考える。練習からレースまで幅広く対応できる靴である。

現在、ハイスペックのランニングシューズは1足3万円を超える為中々練習で使いづらい。その点、このCloudflowは価格は1万円台でありレースにも十分対応できるスペックだ。

そして、毎度お馴染みデザインが良いためタウンユースにも対応ができる。

トライアスロンでの使用も最適

トライアスロンのレースで使用するシューズの選択としてCloudflowは最適解の1つと言える。

裸足で履いても痛く無い

トライアスロンのショートレースでの使用を想定した場合、ほとんどの人は裸足でランニングシューズを履くと思う。その時に気になるのは「靴擦れ」だ。私は、過去何回もレース後の靴擦れに悩まされた。(足にテーピングを巻くという対処法もあるが….)

今回、(本当は嫌だったけど)裸足で5kmほど走ってみた。靴擦れの心配は無さそうだ。靴擦れになりそうな前触れもなった。

今回のCloudflowの履き心地の良さが伺える。

CloudTec®︎のバランスが心地良い

私の中で今回の3代目の走り心地は、歴代と比べて一番好みである。スピードを上げると気持ち良く反発してくれて、どんどん走りたくなる。2代目のソールよりも優しくでもしっかりとフォローしてくれていると感じた。

5. 最後に

今回、去年から気になっていたCloudflowを試す事ができて本当に良かった。危うく名作シューズを試し損なうところであった。

今回の3代目は、初代、2代目の良いところを継承し確実に歴代最高のCloudflowとなっている。

Cloudflowを特に試してみてほしい人は、ランニング初心者で頑張って練習しようと思っている人(速く走りたいと思っている人)または、練習用シューズとレース用シューズを同じものを使用したい方である。

とは言っても、万人受けするシューズだと思うので是非気になる方は試してみてほしい。

紹介が遅くなったが、ウィメンズ用も勿論展開されている。カラーは4色展開だ。(Rock|Rose黒系 / Marina| White青系 / Mulberry|Mineral紫系 / Rust|White赤系)