みなさんこんにちは。
今回は、私が最近購入したSPECILIZEDのShiv Discについて
書いていきたいと思います。
私は、トライアスロンに於いてバイクパートが一番重要なパートであると考えています。それは、3つのパートの中で1番競技時間が長いからです。中でも、ロングディスタンスのバイクの距離は180kmもあり競技時間は約6時間にもなります。距離(競技時間)が長くなればなるほど、バイクパートの機材としてのバイクの重要性が高まります。
私は、今後ロングディスタンスに向けてトレーニングをしていきたいと考えており、自分を奮い立たす意味でトライアスロン専用バイクを購入することにしました。今回トライアスロンバイクを購入するにあたり、妥協をせず自分が使用したいバイクを選んだ答えが“SPECIALIZEDのShiv”でした。
今回トライアスロンバイクを購入するにあたり何故このSHIV Discを選んだのか書いてみようと思います。実際乗った感想も書こうと思いましたが、予想より長文になりそうなのでまたの機会にさせていただきます。
S-Works Shiv Disc Limited-Edition
私が、1年色々なバイクを吟味し自分なりの答えを出し購入したバイクになります。Shiv Discは発表された初期に作られたモデルで世界限定500台のモデルになります。私が、Shiv Discを購入したいと思った時には既に発売から1年以上経過しておりましたが、運よくショップに自分のサイズがあり手に入れる事ができました。
この、S-Works Shiv Disc Limited-Editionは現行で発売されているShivとスペックは何も変わりません。フレームカラーの違いと、本来は別売であるShiv Disc専用の輪行ボックスが付属、またスペシャライズドのトライスーツも付いていました。
また、本来ホイールはRoval CLX64というリムハイトは64mmのものがセットされておりますが、私は、Roval Rapide CLXに変更しております。Roval Rapide CLXのリムハイトはフロント51mm、リア60mmのリムハイトが異なります。
このリムのホワイトデカールがこのフレームカラーに絶対合うと思い、ホワイトデカールにしたのも私のこだわりです。
コンポは、shimano Dura-Ace系(R9150&R9170)でまとめられており、クランクのみS-Works Power Cranks(パワーメーター付)が付いております。BBもCeramic Speed社のものが使われており、その他のパーツをみても妥協されている箇所はどこにもありません。
SHIV DISCを選んだ理由
次に、今回トライアスロンバイクを購入する時に私が重要視したポイントを書いていきます。
①ディスクブレーキモデルであること
まず、購入する時に重要視した事は、ディスクブレーキモデルという事でした。
初心者の為のロードバイクの選び方にも書いておりますが、現在ロードバイク(トライアスロンバイク)はリムブレーキモデルと後発のディスクブレーキモデルの移り変わりの真っ只中です。今後はディスクブレーキモデルが主流となる事は明白であるため、このタイミングでリムブレーキモデルを買うという選択は私にはありませんでした。
拡張性・成長性
現在、バイクメーカー、パーツメーカー共にディスクブレーキモデルに力を入れており、リムブレーキモデルの開発はほとんど行われておりません。新型ホイールもディスクブレーキモデルのみというパターンが増えてきています。このタイミングでリムブレーキモデルを購入した場合、現在販売されているコンポ、ホイールの中からパーツを選ぶ事を覚悟しなければなりません。これから長年購入したバイク愛用する事を考ると、愛車の成長性・拡張性が望めないのはデメリットと感じます。
ブレーキ性能の違い
トライアスロンのロングディスタンスの場合、長距離、長時間バイク操作を行う必要があります。ディスクブレーキの引きの軽さ(軽い力で制動できる)と、雨天時の制動力の低下を防げるのは大きなメリットです。約6時間のライドの中で、ブレーキレバーを握る回数もそれは多くなる事でしょう。1回1回の力の差は少しかもしれませんが、その積み重ねが、大きな差になると考えました。
また、リムブレーキの場合、カーボンホイールを着用時の雨天時はブレーキの制動に不安がありますが、ディスクブレーキはほとんどドライコンディションと変わりません。そして、ブレーキ性能の向上は精神的な負担も軽減してくれると考えます。
ディスクブレーキのデメリット
ディスクブレーキのデメリットと言えるものの1つにリムブレーキモデルに比べ車体重量の増加が挙げられます。今回、トライアスロンバイクという視点から見た場合、この車体重量の増加はそこまで問題視するようなデメリットでは無いと考えました。
②トライアスロン専用設計であること
トライアスロン専用設計であることも意識して選びました。
メーカーによっては、TTバイク=トライアスロンバイクという位置付けのところもあります。TTバイク(タイムトライアルバイク)は国際自転車競技連合(UCI)のレギュレーションに則りフレーム設計されております。対してトライアスロンバイクはUCIのレギュレーションなど関係無く自由に設計されいうため、TTバイクよりフレームの自由度が上がりトライアスロンに特化したものになっております。
今回私が購入したShivもトライアスロン専用設計となっており、ハイドレーションシステムや、補給食収納も設計段階から考えらた作りとなっています。
Shivの特徴としてまず挙げられるのはシートチューブ後方のタンクでしょう。この特徴的なタンクは、Hydration Fuelcellと呼ばれ文字通りハイドレーションシステムですが、このタンクがエアロ性能を向上されると謳われています。このHydration Fuelcellは中に1.5Lのドリンクを入れる事ができ、コックピットからドリンクを飲む事ができる画期的な構造となってます。しかし、使用後の掃除はめんどくさそうです。
また、ダウンチューブには、補給食を入れる場所Nutrition Fuelcellもあります。エナジーバー4〜5本程度収納できます。Fuelcell自体を取り除けば、パンク修理キットも納める事ができます。
このように、トライアスロン専用設計のバイクは、補給についても考えらた作りになっているのも特徴的です。
③輪行性に優れている事
ロングディスタンスを行うにあたり、想定して置かないといけないのが遠征です。国内でもロングのトライアスロンを開催しているところは数えるほどしかありません。そして、いずれは海外の大会にも参加したいと考えております。遠征を行う時にネックになるのがバイクの輸送です。
私もスイスへトライアスロンに参加するため輪行を経験しましたが、正直バイクの出発前のバラシ→遠征先での組み立て→そしてレース終了後のバラシは本当にストレスでした。この経験から輪行性に優れたバイクがいいと考えました。
Shivは専用の輪行バックがあります。ソフトケースの為多少の不安は残りますが、専用のケースがあるのは非常にありがたいです。そして、本体もパッキングの事も考えられた構造となっており、5本のボルトを緩めるだけで分解できると書かれております。実際まだ分解する機会はありませんが、他のバイクより分解は容易なのではないかと考えます。(とはいっても5本のボルトを緩めるだけでは済まないと思ってます。)
④見た目がカッコいい事
今回トライアスロンバイク購入にするにあたり①〜③は非常に大事な要因でした。
①〜③を満たして且つ④といったイメージでしょうか。今回は、見た目が例えカッコ良くてもリムブレーキモデルであればまず購入する事はなかったと思います。幸い私は、自分が欲しいカラーがあったので④も満足しております。もし、今回購入したS-Works Shiv Disc Limited-Editionが無かったらかなり迷ったと思います。他のS-Works Shivのカラーもカッコいいと思いますが、私は断トツ自分が購入したカラーがカッコいいと思ったからです。ここは好き好きなので自分がカッコいいと思うものを買うべきと思います。このカラーの良いところは、見る角度によってカラーが違うように見えるところです。深緑(翡翠色)〜紫色の間で違った色に見えます。
⑤値段
ここは、無意識に意識していた部分かもしれません。私は色々調べた結果Shiv Discが良いと思い購入したわけですが、自分が欲しいと思ったトライアスロンバイクが仮にFELT IA FRD|Ultimateだったとしましょう。このバイクはフレームのみで¥1,064,000-します。完成車価格にすると概算でも180万円位になるのでは無いでしょうか?その場合は断念せざるを得ないと思いますので少なからず⑤も要因の1つになります。
最後に
今回、初めはShIvについてのインプレも書こうと思い始めたのですが、書くことが多くなったため2回に分けてShivを紹介することにしました。2回目は乗った感想、使った感想を中心に書いていきたいと思います。