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世界最小クラスの3つ折り財布が今回紹介するTRAIL BANK Sだ。
このTRAIL BANKは実にコンパクトでランニング時に持ち歩いても邪魔にならない大きさである。そして、必要最低限の物を収納する事ができるミニマル設計だ。
そして、私がこよなく愛するパーゴワークスがプロダクトしているというのも良い。パーゴワークスのプロダクトの素晴らしさは過去の記事を読んでもらいたい。
TRAIL BANK Sを購入した経緯
今回TRAIL BANKを購入したのは、通勤定期入れとして使用するためだ。
最初普通の定期入れを探していたが中々良いものが見つからなかった。そしてコンパクトで定期入れに使えそうなものを探していたところパーゴワークスのTRAKL BANKが候補に上がったのだ。
通勤用バッグも同メーカーのRUSH20をしている事から統一感が出る(自己満足)と勝手に思い購入に踏み切った。
結果、定期券を都度取り出す事なく財布毎ICカードリーダーにタッチする事が出来るため非常に便利だ。(ちなみに私は乗り継ぎの関係上2枚定期を持っているが2枚とも定期を取り出す事なく、また、エラーを出すこと無く仕様出来ている。)
TRAIL BANK Sの良いところ
それではTRAIL BANKを使用していて良かったところを紹介していきたい。私は普段モンベルのトワールワレットも使用しているのでそれと比較して書きたいと思う。
本体にカラビナがついている
まず、トレールワレットと違う点は本体にカラビナが付いている事だ。これにより財布を落とすリスクが軽減され、鍵も一緒に携帯する事が出来る。
特に屋外へのランニング時の家の鍵の持ち出しは意外と面倒だ。キーケースを持っていくには邪魔になるし、鍵単体で持ち運ぶには紛失のリスクが大きい。(ランパンにもダメージを与えてしまう。)ちょっとした外出等で家の鍵を持ち出す必要があるときは、TRAIL BANKのカラビナに鍵を付ければ解決出来る。
小銭入れのファスナーの開閉がスムーズに行える
小銭入れのジップ部分には、RUSH20でも使用されているジッパータブが採用されている。このジッパータブは本当に指の引っ掛かりが良くストレス無くジッパーの開閉をする事が出来る。
また、小銭部分はメッシュ構造になっているので小銭の中身がジッパーを開けなくても確認できるのは意外と便利である。
マジックテープにより不用意に財布が開く事がない
これも、トレールワレットにな無いギミックだが、財布の開閉部分にはマジックテープが施されており不用意に財布が開く事がない。
過去、トレールワレットをバックパックに入れておいた時中身が飛び出していた事があった。このような悲惨な事はTRAIL BANKでは起こりにくいと思う。
TRAIL BANK Sのイマイチなところ
小銭の収納能力が低い
小銭入れの収納能力はトレールワレットに比べて劣る。
トレールワレットは片方にマチがあり見た目以上に小銭が入るが、TRAIL BANKはマチがないためあまり小銭を重ねる事が出来ない。
カードが取り出しにくい
TRAIL BANKのカード収納は縦型になっている。写真の通りカードがほの隠れるまでしっかり収納されてしまう。これはカードを落とすリスクは少なくなるが、いざカードを使うとなると取り出しにくい仕様だ。(カードを落とすリスクとカードを使用する頻度を考えると当然のデザインといえるが。)
私の場合は、運転免許証と定期券を入れており。カードを取り出す必要がほぼ無いため問題はない。
対してトレールワレットのカードの収納は横型になっている。カードの取り出しやすさはトレールワレットに軍配があがる。
価格が少し高い
TRAIL BANKの価格は3,300円だ。それに対しトレールワレットは1,980円と1,000円近く価格差がある。単体で見ると財布としては安い部類だが、トレールワレットが安すぎる為少し高く感じてしまう。
パーゴワークス好きなら買っても良いアイテム
私はパーゴワークスというメーカーが好きなので勝手後悔はしていないが、似たような財布は色々なメーカーで販売されている。モンベルのトレールワレットも同様の財布だ。しかし、価格については同様の財布と比べると若干高い気もする。
よって、価格さえ目を瞑れば(と言っても安価ではあるけれど)とても良い製品だと思う。