私が、「エアロフィット・アクティブ」を導入し呼吸筋トレーニングを始めたのは2022年6月からだが、今でも呼吸筋トレーニングは日課となっておりエアロフィットを口に咥えない日は無いと言っても過言では無い。
出張時やオフィスにも持って行けるコンパクトさと、短時間(隙間時間)で出来ることが継続できる秘訣なのだと思う。
ここで私の悪い性格が出た。「エアロフィット・アクティブ」の上位互換である「エアロフィット・プロ2.0」を試してみたいと思うようになったのだ。
全くもって悪い性格と自覚してます。しかし、自覚をしていてもなかなか治りません。そして試してみたいものは、試してみたいんです。
ということで….
「ドーーーン!!」
「エアロフィット・プロ2.0」が家に到着した(苦笑)
まだ、エアロフィット・プロのレビュー記事は少なく、検討・判断材料が少ないので気になってはいるが購入に踏み切れない人もいると思う。
今回私が使用して思った事を思いのままに書いているので、購入の判断材料の1つにして貰えれば嬉しいし、どの記事よりも詳しく書いた自信はある。
それでは、エアロフィット・プロ2.0のレビューを紹介したいと思う。
「エアロフィット・プロ2.0」の概要
「エアロフィット・プロ2.0」は、日本で2022年9月に発売された呼吸筋トレーニングデバイスだ。このデバイスを使って呼吸筋トレーニングを行う事で、スポーツのパフォーマンス向上やダイエット等に効果があると言われている。
エアロフィットには、スタンダードモデルの「エアロフィット・アクティブ」と今回紹介する上位互換「エアロフィット・プロ2.0」の2種類がある。
基本情報
名称 | エアロフィット・プロ2.0 |
価格 | ¥49,990(税込) |
素材 | ABS樹脂(本体)、TPE(マウスピース) |
重量 | 45g(本体、マウスピース含む) |
サイズ | 幅7.7×長さ7.0×高さ3.3cm |
製造国 | デンマーク(本体、マウスピース) |
肺活量(計測) | 0.5-10.0リットル |
呼吸圧(計測) | 10-230 cmH2O |
充電容量 | 8時間 |
充電時間 | 8時間 |
Bluetooth | BLE version 5.1 |
付属品
エアロフィット・プロ2.0本体
エアロフィット・プロ2.0本体には専用のマウスピースがデフォルトで装着された状態でパッケージされている。本体は、アクティブ同様3つに分解する事が出来る。(上からマウスピース、本体、E-ユニット)
また、E-ユニットに専用ケーブルを接続して充電する仕様になっていた。
専用ケーブル
専用ケーブルの先端は、USB Type-Aでもう一方の接続部は専用設計となっている。ケーブルの長さは20cmだ。
説明書の箱&説明書2種類
説明書は左の箱に入っていた。説明書は実に12ヶ国語が網羅されており、エアロフィットの普及の広さが垣間見えた。説明内容は正方形の面積3つ分の情報量なので、簡単に読むことができた。
またクイックガイドのような説明書(1枚)も同封されていた。
「エアロフィット・アクティブ」との違い
エアロフィット・アクティブとの違いを表にまとめてみた。
大きな違いは、Bluetoothに接続することで自分の肺活量を計測できるというところだろう。
デバイス | ||
製品名 | エアロフィットプロ2.0 | エアロフィットアクティブ |
価格 | ¥49,990(税込) | ¥11,990(税込) |
バッテリー | ◯(充電が必要) | ✖️ |
負荷調整 | 6段階(吸う、吐く共に) | 6段階(吸う、吐く共に) |
呼吸筋エクササイズ | ◯ | ◯ |
Bluetooth接続 | ◯ | ✖️ |
肺活量測定 | ◯ | ✖️ |
肺活量の記録 | ◯ | ✖️ |
トレーニングの履歴 | ◯ | ◯ |
トレーニングメニュー | 16種類 | 6種類 |
ガイダンス機能 | ◯ | △ |
トラッキング機能 | ◯ | ✖️ |
バーチャル呼吸トレーニングコーチ機能 | ◯ | ✖️ |
製品保証 | ◯(2年間) | 満足いかない場合45日間の返金保証有 |
エアロフィット・プロ2.0が発売される直前にまとめた記事に詳しく書いてあるので気になる方はそちらを参考してほしい。
エアロフィット専用アプリ徹底解説(プロver.)
エアロフィット専用アプリは、エアロフィット・アクティブのアプリと同じだ。しかし、設定画面より、使用するデバイスを変更する事によりプロ仕様のアプリに変更出来る。
今までアクティブしか使用していなかったので、デバイス変更など気にも留めていなかった。
エアロフィット使用者のターゲット絞り込み
始める前に3つの質問を選択する必要がある。
この質問により使用者のレベルを設定するのだろう。スポーツについては、写真意外にも選択肢があり私は勿論「トライアスロン」を選択した。因みに日常生活には、免疫力や歌唱力といった項目もある。
プレミアムのロックを解除?
エアロフィットの使用者の情報を登録すると、プレミアムのロックを解除するか否かを選択する画面が現れる。
私も初めて知ったがエアロフィットのアプリには有料版が存在したのだ。
プレミアムでアンロックされる機能は、高度な統計、パーソナライズプログラム、トレーニングヒントだ。プレミアムに掛かる費用は¥4,300/年なので按分すると約¥360/月となる。因みに1ヶ月毎の支払いもあるが¥750/月とかなり割高感がある。
プレミアムのロック解除は必要な人が行えばよく、アプリ自体の使用は無料なので安心して欲しい。
プレミアムは1ヶ月無料トライアルがある
プレミアムは1ヶ月無料で試せるようだ。
1ヶ月間プレミアムの機能を試してみて必要であれば12monthで契約した方が良いと思う。
プレミアムの機能
プレミアムは前述の通り有料のプランは、個人的大きな違いは以下の通りだ。
トレーニング進捗記録が無期限
無料プランでは、トレーニング進捗記録が30日間しか無いが、プレミアムでは無期限になる。数値で呼吸筋の進捗を測るには無期限の方が有難い。但し、30日間でもスマホのスクショ機能を使って過去のデータを取っておけば問題ないか…
パーソナルヒント
プレミアムでは、トレーニングのための呼吸に関するパーソナルヒントと、推奨事項を確認する事ができる。
統計が無料プランより詳細
プレミアムでは、同年齢や同体型の人と比べて自分のパフォーマンスがどの位置にいるか分かる。自分と条件が似ている人と比較できるのは有難い。
他にも、強化カテゴリごとの特別プログラムや詳細な肺機能テスト結果を知ることができる。
肺検査の受診
肺検査は、全てのトレーニングセッションのベースとなるデータを取るために行う必要がある。また、進捗状況を追跡する指標となるようだ。肺測定はプロ専用の機能の為、アクティブでは計測することは出来ない。
肺検査を測定する意図を女性インストラクターが動画で説明してくれる。
肺検査の概要は次の通りだ。
計測結果
測定結果は写真の通り。正直これが良いか悪いかわからないが、ランニング直後に行った為通常時と数値は違うかもしれない。
肺測定を毎日行うのでよりトレーニングを継続しやすい
この肺測定は毎日行うことが望ましいとされている。
私は、起床後体重計に乗る事とセットで行っている。肺測定を毎日行う習慣ができれば自然とトレーニングも継続出来るのではないかと思う。アクティブを購入して中々トレーニングを継続出来なかったが、呼吸筋トレーニングの重要性は認識している人はプロなら継続できる可能性はある。
因みに日付が変わるとトレーニングを行う前に肺測定を促す画面が現れる。(トレーニング継続すれば自然と肺測定が日課になるだろう。(ウィンドウ右上の❌でスキップも可能)
リアルタイムガイダンス付きのトレーニング
真の呼吸筋トレーニングが出来る
正直初めてリアルタイムガイダンス付きのトレーニングを行った時はトレーニングについていけず嘔吐いた。
アクティブで慣れ親しんだトレーニングがいつもトレーニングで無かったのだ。アクティブでは「息を吸って、吐く」時間がアナウンスされるだけであったが、プロはその息を吸って、吐く強さの指標を示してくれ、リアルタイムで自分の強さを確認することができる。
今までアクティブで行っていたトレーニングが無駄だったとは思わないが、自分がいかに楽をしていたか痛感した。
トレーニング終了後評価してくれる
トレーニング終了後は、アプリが今のトレーニング内容に対する評価をしてくれる。1セッション毎の評価は日々のモチベーション維持に大いに役立つと思う。
プレミアムのロックを解除してみた
現在プレミアムのロックを解除した状態でエアロフィットを楽しんでいる。
プレミムの機能は、じっくり堪能した後レビューを追記したいと考えている。
「エアロフィット・プロ2.0」のレビュー
3.8点(5.0点満点中)
エアロフィット・プロ2.0の私の評価は4.0点/5.0とした。マイナス部分の1点分は価格だ。決して安い価格では無いのは間違いない。残りのマイナス0.2点は専用アプリ(プレミアムをアンロックした場合)にランニングコストが発生してしまう点だ。※ランニングコストはかかるが¥360/月程度と安いため減点数は低めだ。
しかし、実際使ってみて、予算が見合えば間違いなくアクティブではなくプロを選んで欲しいと思ったのは使用前に比べ大きくなった。
今から説明する内容を見て自分がアクティブが良いのかプロが良いのかの判断材料にして貰えれば光栄だ。
豪華なパッケージ
まず、エアロフィット・プロ2.0を購入する事で充足感を味わうことができる。
エアロフィット・プロ2.0のパッケージはアクティブと比べかなり豪華な仕様であった。開封するにはジッパー加工された外装を外す必要があり、個人的にはアップルのiPadやiphoneを開封するような感覚で少しワクワクしてしまった。
開封後の真っ黒な箱も高級感がり、所有者の満足感を高めてくれた。
トレーニングが10倍楽しくなる
実際エアロフィット・プロを使ってみた率直な感想は、「トレーニングが楽しくなった。」だ。呼吸筋トレーニングは正直地味なトレーニングである。しかしパフォーマンス向上を目的とするのであれば必須のトレーニングと言ってもよい。と
トレーニングの質が向上
初めてプロを使った時に痛感したが、アクティブを使用して行っていたトレーニングは自分に甘えが生じたていたのだ。これはプロを使用しないと分からない事実だ。
(アクティブでは指定されたダイアルにセットしてトレーニングを行っても、自分に甘えが生じ、呼吸の力を弱めれば無難トレーニングを終了する事ができていた。現に苦しいと思った事はあっても、嗚咽が出るくらい頑張る事はなかった。)
その点プロは、リアルタイムガイダンスにより狙ったレベル(強さ)の呼吸を確認しながらトレーニングを行う事ができるのでトレーニングの質が向上する。妥協すればトレーニング後の評価に直結してしまうので自然に頑張ってしまう。
アクティブを使用して呼吸筋トレーニングを継続しているが、中々効果を実感出来ない人はトレーニングの質が低い可能性があるかもしれない。
モチベーション維持が楽
モチベーション維持もアクティブ以上に楽と断言できる。
数値で自分のパフォーマンスを客観的に見る事ができるのはモチベーションの維持に繋がる。
アクティブとの価格差をどう考えるか
ここまで書いてきてエアロフィット・プロの性能はお分かり頂けたと思う。次はエアロフィット・プロの唯一ネックとなる価格をどう考えるかだ。
“真の”呼吸筋トレーニングをしたい人はプロ1択
アクティブとの価格差は実に¥37,910である。価格に大きな開きがあるのは紛れもない事実だ。しかし、今回プロを試して解った事は私は今まで“真の”意味で呼吸筋トレーニングができていなかったという事だ。
ストレートに書くと、
「呼吸筋トレーニングをやっているだけ、継続しているだけ。」
の状態だったのだ。リアルタイムガイダンスの通りトレーニングを行うと思っている以上にキツいトレーニングという事がわかる。
よって、確実に呼吸筋を鍛えたい人はアクティブよりもプロを導入した方が価格以上にパフォーマンスのリターンが大きいと考える。
エアロフィット・プロ2.0は買いか?
私は既に持っているから言える事かもしれないが、
予算が許すなら間違いなく“買い”だ。
他社の呼吸筋トレーニングデバイスと比べて、頭1つ以上飛び抜けた機能をこのエアロフィット・プロは持っている。呼吸筋デバイスの世代が一歩進んでいると言っても過言ではない。
どちらのデバイス(アクティブorプロ)を買うべきか
エアロフィット・プロ2.0をお薦めしたい人
競技志向の人
まず、お薦めしたい人の1番に挙げるのが、競技志向の人だ。私も来シーズンに向けトライアスロンのトレーニングを行っているが、やるからには上位になりたいと思って取り組んでいる。確実にトレーニングの質が上がるので競技志向の人には是非プロでトレーニングを行って欲しいと思う。歌唱力を上げたい方や管楽器を演奏している方もプロでトレーニングを行った方がいいかもしれない。
速くパフォーマンスの向上をしたい人
トレーニングの質が上がるため、アクティブよりもパフォーマンス向上は早いであろう。いち早くライバルとの差を縮めたい、広げたいという人もプロを導入するべきだ。
呼吸筋トレーニングを継続できるか不安な人
アクティブと比べプロでトレーニングする方がモチベーション維持がしやすく、トレーニングを継続しやすいと思う。飽き性な人はプロを買った方が(アクティブを使わなくリスクを考えると)良いかもしれない。
エアロフィット・アクティブをお薦めしたい人
ダイエットに使用したい人
目的がダイエットであればアクティブで十分だと思う。
自分を追い込める自信がある人
私は、追い込めなかった人だが、自分で追い込める自信があるのであれば、無理に高価なプロを購入する必要はない。(但し経験上、自分が追い込んでいるかどうか判断するのは正直難しいかもしれない。)
継続できる自信がある人
継続する自信がある人もアクティブで良いかもしれない。
手軽に呼吸筋トレーニングを始めたい人
エアロフィット・プロ2.0は少し値が張る。
手軽に呼吸筋トレーニングを始めたい人はアクティブから始めてはいかがだろうか?(私もアクティブを使った後にプロにした。)トレーニングの根幹部分はプロ2.0と変わらないので、まずはアクティブからという選択肢も全然ありだと思う。
最後に
今回エアロフィット・プロ2.0を導入して予想以上に得られるものがあったと思う。
これでからもこのエアロフィット・プロ2.0で呼吸筋トレーニングを継続し来シーズンのトライアスロンで結果を残せるように頑張りたいと思っている。
中々鍛えたくても鍛えにくい呼吸筋。エアロフィット・プロ2.0を導入してライバルに差をつけてみてはいかがだろうか?
セール情報(2023年12月14日更新)
クリスマスセール開催中
現在、公式ショップであるAoiro.shopではエアロフィット・プロ2.0が15%オフとなっている。セールは12月25日までなので購入を検討されている方は是非この機会にお得に購入してほしい。
モチベーションの維持の秘訣は、スマートウォッチと同じ理論
私は、トライアスロンを始めたいと思っている人には、早めのスマートウォッチの購入を薦めている。それは自分のパフォーマンスを数値化できるからだ。数値化すると、もっと速くなりたいという願望が生まれトレーニングを継続しやすい。
エアロフィット・プロもスマートウォッチ同様にパフォーマンスを数値化できるので、継続しやすいと考える。