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【初心者向】トライアスロン用ロードバイクの選び方2024年Ver.

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最近の物価高の影響はロードバイクも例外ではない。私がはじめてロードバイクを購入した年は2017年、当時約30万円でロードバイクを購入した。現在同グレードのロードバイクを買おうと思ったら40万円以上は必要だ。

今回は、ロードバイクを購入する前に知っておいてほしい内容をまとめてみた。買って後悔しないためにも、まず購入前に読んでもらえると嬉しい。

トライアスロンを本気ではじめたい人におすすめするロードバイク3選 2024年Ver. 2024年にロードバイクの購入を検討されている方に向けて、おすすめのロードバイクを紹介しようと思う。 今回紹介するロードバイクは...

ロードバイクはトライアスロンバイクと違う

初心者こそロードバイクを購入しよう

トライアスロンで使用するバイク(自転車)はどのようなイメージをもたれいるだろうか?

写真のようなバイクをイメージされている方もいるかもしれない。このような見た目のバイクは通称トライアスロンバイクと呼ばれロードバイクとは性能が少し異なる。

トライアスロンバイクは、直線平坦基調の道を速く走ることに特化したバイクだ。ドラフティングに頼らない単独での高速走行、長距離走行に適している。乗車姿勢は極端な前傾ポジションとなり、コーナリングやブレーキングには相当の慣れとテクニックが必要になる。車重もロードバイクと比べ重めのためアップダウンの多いコースや、ヒルクライムには向いていないバイクとなっている。

トライアスロンバイクに憧れている方もいるかもしれないが、性能が特化している点、操作にテクニックが必要な点から、初心者の方にはまずロードバイクの購入をすすめたい。

ロードバイクの購入をすすめる理由は3つ

それでは、トライアスロンバイクではなくロードバイクをすすめる理由について詳しく説明していきたい。

操作性と扱いやすさ

まず、1つ目は操作性と扱いやすさだ。ロードバイクはトライアスロンバイクと比べ、ハンドルの操作性も高く、ポジションも極端な前傾を取らなくても良い。比較的扱いやすく初心者の方でもすぐ操作に慣れるだろう。トライアスロンバイクは目的が明確でその用途に特化しているのに対して、ロードバイクはオールラウンドに使用できる点もメリットだ。

また、トライアスロンバイクより軽量なモデルが多いことから重量面での扱いやすさもロードバイクの方が良いといえる。

国内コースは平坦が少ない

2つ目は、国内レースは平坦基調のコースが少ないためトライアスロンバイクのメリットを最大限活かす事ができないという点だ。国内コースは、アップダウンのあるコースやテクニカルなコースのが多いローバイク向けといえる。

オリンピックディスタンス中心のレースを考えている方であれば距離的優位性も失われる為、尚更ロードバイクの購入をおすすめする。

ロードレースに出場できる

オフシーズンやトレーニングの一環でロードレースに参加できる点もメリットといえる。現在販売されているロードバイクの多くはUCI(国際自転車競技連合)のレジュレーションをクリアしている。よって、ロードレースにも参加できるが、トライアスロンバイクは、トライアスロンに特化したフレーム設計のためロードレースには参加できない。また、ファンライド系のサイクルイベントもトライアスロンバイクでの参加が出来ない場合が多い。

ロードバイクであればトライアスロンだけでなく、ロードレースや様々なイベントも楽しむ事ができる。

ロードバイクの価格を決定する大きな要因4つ

価格差大きすぎない?

ロードバイクを検討する中で多くの人がその価格に驚かれることだろう。冒頭にも書いたが、ロードバイクの価格は数年前より大幅に上がってる。(これはロードバイクに限った話では無いが…。)

現在発売されているロードバイクの価格帯は、10万円のもから200万円を超えるものまで様々だ。初心者の人にとってこの価格差な何なのか疑問に思われるている方いるだろう。

これから、この価格差を生み出す要因は大きく4つあると考えている。それではその4つを説明していきたい。

ブランド(メーカー)

ロードバイクの中には同スペックと思われるものでも、数十万円単位で販売価格が異なるものも存在している。その価格差は商品自体のスペックの差というよりはメーカーの持つブランド力の差の方が大きいといえるだろう。欧州、北米の有名メーカーの方が高く、台湾メーカーや中国メーカーの方が価格は安い傾向がある。

コスパを重視するのであれば、アジア系新興メーカーを選ぶべきだが、何にしろ高価な買い物には変わらないので、しっかり自分の好きなメーカーを見定めた方が良いかもしれない。

フレームの素材

商品スペックで1番重要なパーツがフレームだ。フレームの素材でロードバイクの価格は大きく変わってくる。

ロードバイクのフレーム素材は主にアルミ、カーボン、クロモリの3種類ある。中でもアルミ素材とカーボン素材のもの使用されている方が圧倒的に多い。一般的にアルミ素材の方が安価で、カーボン素材の方が高価だ。フレームの素材の特性は後程詳しく説明していく。

コンポネーネントのグレード

ロードバイクを検討していく中で必ず「コンポ」という言葉を耳にするだろう。コンポとはコンポーネントの略で、自転車のフレーム、フォーク、ハンドル、サドル、ホイールを除いたパーツの事だ。

主に、変速機やギア歯などの駆動系とブレーキ系のパーツ群のことを指す。このコンポネートには各メーカー複数のグレードが存在している。このグレード違いもロードバイクの価格に大きく影響してくる。このコンポのグレードについても後程詳しく説明していく。

ホイールの性能(グレード)

はじめてロードバイクの購入を検討されている方の多くは、完成車を購入されると思うのでホイールについては簡単に説明したい。

ホイールは用途によって、高速巡航用、ヒルクライム用、オールラウンド用等と様々なモデルが存在する。ホイールも性能により素材やパーツ構成が異なるため価格差が生まれやすい。完成車に着いているホイールも、完成車のグレードに比例して上がっている場合が多いため完成車のグレードが上がると想像以上に価格が跳ね上がる場合がある。

あくまで目安であるが、完成車のエントリーモデルで3万円、ミドルグレードで10〜20万円、ハイエンドモデルでは40万円近くのホイールがついている。購入を検討している完成車に着いてるホイールの特性と単品で購入する場合どのくらいのものか調べておくのも良い。

フレーム素材の特性を理解する

ここでは、アルミとカーボンのフレーム素材の特性に言及したいと思う。

アルミフレームのメリット・デメリット

アルミは、カーボンが登場する前に主流だったフレーム素材だ。現在もエントリーグレードを中心にアルミフレームが採用されている。カーボンフレームに比べ低価格でありながら、重量も比較的軽量で、剛性も高いためレースも軽快に楽しむ事ができる。

また、比較的乱暴に扱える点もメリットだ。初心者の方が必ず通る道「立ちゴケ」(ペダルに靴を付けたままスピードが0になり転倒する事)などのリスクを考えると初心者にとってアルミフレームはメリットとえる。

逆にデメリットとしては、素材が固く振動吸収性が低いため、快適性が犠牲になりがちな点だ。言い換えると、疲れやすい。しかし、短距離(40km)ではそこまで大きくデメリットを感じる事は無く、100km以上のライドから徐々にデメリットを感じてくるかもしれない。

最近では、アルミ素材の改良やフォークやシートポストにカーボン素材を使用するなどして、カーボンフレームモデルと同等の快適性を持ったモデルもある。

  1. コストパフォーマンスに優れている
  2. 乱暴に扱っても壊れにくい
  1. 振動吸収性が低いため快適性が犠牲になりがち

カーボンフレームのメリット・デメリット

カーボンの特徴は、軽量、剛性の高さ、衝撃吸収の高さだ。プロも愛用しており性能面ではアルミフレームを凌駕していると言っても良い。本気でレースに挑みたい人やロングライドを快適に楽しみたい人はカーボンフレームが選択肢に入ってくる。

デメリットとしては、取り扱いに丁寧さが求められる点だ。アルミと違いカーボンフレームは転倒しただけで当たりどころが悪ければ使用不可になる事があるのだ。また、価格が高い点もデメリットといえる。

  1. 軽量、剛性の高さ、振動吸収性はアルミを凌駕している
  1. 取り扱いに丁寧さが求められる(1回の転倒で使用不可になる可能性もある)
  2. 価格が高い

コンポーネントについて

ロードバイク用のコンポーネント(コンポ)には様々なメーカーがあるが、それぞれに独特の特徴がある。中でもこれから紹介するシマノとSRAM(スラム)は、コンポ2大メーカーと言ってもよい。完成車の多くはこのシマノ製かスラム製のコンポがついている。

シマノ(SHIMANO)製コンポの特徴

△Photo:SHIMANO HP

日本で販売されている完成車の多くは、シマノのコンポが装着されている。耐久性や変速のの滑らかさもピカイチだ。また、変速の狂いも少ないので、メンテナンスが苦手な初心者でも安心でコンポの王道といえる。

高い変速性能と信頼性

シマノのコンポの特徴として、他のコンポメーカーと比べて変速性能が高い事が挙げられる。特に顕著なのが、フロントの変速のスムーズさでフロントの変速の性能は他社を寄せ付けない。また、国内メーカーということもあり信頼性も高い。UCIワールドチームでのシマノのコンポの使用率は約78%とその信頼性の高さが窺える。

パーツの入手製が高い

国内遠征時に落車などのトラブルによりパーツ交換が必要になった場合でも、シマノのコンポであれば解決できる可能性が高い。国内のロードバイクショップでシマノ製品を取り扱っていないお店は無いといってもよいからだ。近くのショップを回れば欲しい部品が手に入るだろう。

また、アフターメンテナンスにも優れており、破損したパーツのみを取り寄せることもできる。このパーツ(スモールパーツ)の種類と数は、あなたが想像しているよりきっと多い。こんなものまで?と思う事もある。部品そのもを交換する必要が無くなる為、ランニングコスト面でも優れている。

コンポのグレード

シマノが展開するロードバイク用コンポは現在6つのグレードに分かれている。

グレード型番変速数価格
DURA-ACE
(デュラエース)
R92○○(Di2)2×12s約49万円
ULTEGRA
(アルテグラ)
R81○○(Di2)2×12s約30万円
105
(イチマルゴ)
R71○○(Di2)
R71○○(機械式)
2×12s約21万円
約13万円
Tiagra
(ティアグラ)
R47○○(機械式)2×10s約7.5万円
SORA
(ソラ)
R30○○(機械式)2×9s約7.2万円
Claris
(クラリス)
R20○○(機械式)2×8s約5.8万円

昨今価格改定が頻繁に起こっているため価格は参考程度してほしい。(表の価格は2024年4月時点の価格だ。)注目してほしい点は、グレードによって価格が大きく異なる点だ。ハイエンドのDURA-ACEとClarisの価格は実に44万の差となっている。

DURA-ACE(デュラエース)

シマノ製最上級のコンポのDURA-ACE。世界トップのロードレーサー、トライアスリートが使用しているのがこのDURA-ACEだ。

2021年10月に現行もでるの型番92○◯シリーズが発売されたが、このシリーズから後輪のギアが待望の12速となり、電動式変速(Di2)のみとなった。高価なコンポであるが、その分変速機能が良く軽量で耐久性が高いものになっている。

ULTEGRA(アルテグラ)

DURA-ACEに次ぐセカンドグレードのULTEGRA。DURA-ACEと比べて価格はグッと下がるが、変速も12速となりDURA-ACEに肉薄する高性能なコンポだ。ULTEGRAもDURA-ACE同様型番81○◯シリーズが発売された時点で、電動式変速(Di2)のみとなり、コンポの価格が上がってしまった。耐久性も高くロードレースなど本格的な使用にも耐える本格的なコンポだ。よって、DURA-ACEよりコスパが良いため、実業団選手や自転車競技部の学生の方が多く使用されいるイメージがある。

105(イチマルゴ)

シマノ製コンポの中で1番普及しているグレードがこの105だ。読み方はイチマルゴと読む。シマノ公式の見解では、サードグレードの105以上がレース用コンポネートと位置付けられている。型番R71○◯シリーズが発売された当初は、DURA-ACE、ULTEGRA同様電動式変速(Di2)のみで、遂にサードグレードも電動式しか選択肢が無くなったと落胆したライダーも多かったが、後に機械式も発売される事になった。これにより105の完成車の価格も下がり初心者の方が手を出しやすいモデルが発売されるようになった。

Tiagra(ティアグラ)

105 の一つ下のグレードがTiagraだ。105がR71○○シリーズ発売により性能面でULTEGRAの方に近づいた為、105とTiagraの性能面の差は大きく開いたといえる。

大きな違いとしては、後輪の変速が10速である事と、変速性能の差といえる。互換性についても上位3モデルは、互換性があるが、Tiagraは無い。

電動変速機(Di2)とは、変速レバーと変速機をワイヤーによる機械式制御から、電気信号で変速動作を行うシステムのことだ。メリットとして、指で軽く押すだけで変速する為変速のストレスが軽減される点、ワイヤー伸びが無い為一度設定すれば変速のズレがほぼ無いという点だ。反面、部品自体の価格が高価になる点がデメリットと言える。

SRAM(スラム)製コンポの特徴

△Photo:SRAM HP

UCIワールドチームでのシマノのコンポの使用率は約78%と先ほど書いたが、残りの約22%がスラムのコンポだ。よって、UCIワールドチームではシマノかスラムのコンポどちらかが使用されているという事になる。

勢いのあるスラム

シマノとスラムの2社でどちらが勢いがあるかといえば、スラムと答える人が多いかもしれない。UCIワールドチームでのシェアは22%とシマノに劣るが、革新的な商品を生み出しマーケットを牽引している。12速を初めて発売したのも、無線式の変速機を初めて発売したのもスラムだ。

国内でスラムを使用するのはリスク?

私も過去何度かスラム製コンポに乗り越えようか考えた事があったが、結局今でもシマノ製を使い続けている。その理由の1つとして国内では今ひとつ浸透してない点が挙げられる。シマノ製コンポのメリットとして書いたが、まだまだスラムを取り扱っていないお店が多いためトラブルが起こった場合(特に遠征時)乗れなくなる可能性があるためだ。また、フロントギアの変速は正直シマノに劣ってしまう点も中々シマノ製コンポから乗り換えられない理由の1つだ。

スラムの技術力

革新的なアイデアを商品に落とし込める技術があるスラム。私が、価格が高く、遠征時のリスクがあるにも関わらず、スラム製コンポに乗り換えようとした理由がその技術力だ。

スラムコンポのメリットとしてまず挙げられるのが完全ワイヤレス電動変速を採用している点だ。シマノのコンポは、最上位モデルのDURA-ACEでもセミワイヤレスであり完全ワイヤレスに至っていない。完全ワイヤレスのメリットしては、メンテナンス性の高さだ。フレーム内部にケーブルが通っていない為、故障時やメンテナンスも簡単に行える。

また、12速化でスプロケットの最小ギアを10Tした点もメリットと呼べる。このギアによりフロントギアをシングル化も視野に入れる事が出来る。フロントギアのシングル化は軽量化や変速トラブルのリスク低減に繋がる。

コンポのグレード

シマノ同様スラムにもコンポのグレードが存在する。

グレード変速数価格
RED
(レッド)
2×12s
1×12s
約52万円
FORCE
(フォース)
2×12s
1×12s
約38万円
RIVAL
(ライバル)
2×12s
1×12s
約19万円
約13万円
Apex
(エイペックス)
2×12s
1×12s
約7.5万円
※価格は全てワイヤレス変速機の場合

コンポのグレードで何が変わるか?

変速性能

まずは、変速性能だ。言い換えると、変速におけるスピードと正確さになる。

通常変速をする時には、シフトレバーで入力後、実際にギアが変速されるまでタイムラグが生じるものだ。そのタイムラグが上位モデルになるほど0に近づく。0コンマ何秒の世界かもしれないが、その差が勝負を決す要因になるかもしれない。

また、同時に変速の正確さも上がる。前述のDi2であれば1度設定をすればほぼ変速が狂うことはない。長距離になればなるほど変速を何回も行う必要があるので、スピード同様正確さもコンポに求められる要因だ。また、Di2の変速はボタン操作のため、機械式よりも変速に労力を要さない。特に女性にはDi2もしくは、ワイヤレス変速を積極的に検討してもらいたい。

パーツ重量

ロードバイクは、車体重量が軽ければ軽いほど楽に乗ることができる乗り物だ。グレードが高いものほど軽量に作られている。しかし、よほどのシリアスライダーでない限り、価格差ほどの恩恵は受けれないと考える。

耐久性、剛性

グレードの高いものほど耐久性が高いものになっている。通常パーツ重量が軽量になれば耐久性は落ちるものだが、素材変更するなどして軽量でありながら耐久性の高いものになっている。また、クランクなどはグレードが高いものほど高剛性になっている。剛性が高ければ、ペダルへの出力をそのまま推進力に変換する事ができるためロスが少なくなる。反面、身体への負担も大きくなる。

ロードバイクを選ぶ時の重要なポイント

これはあくまで私の考え方だ。判断基準の1つとして捉えて貰えばと思う。

サイズは決して妥協しない

まず、何より重要視してほしい点がサイズ選びに妥協をしない事だ。

ロードバイクは、ママチャリ等と違い同じ自転車で複数のサイズを展開している。サイズは、身長や手足の長さ、柔軟性などを考慮して決めていく。その際、必ず自分のサイズに合ったものを購入してもらいたい。ショップの人に相談すれば自分に合ったサイズを提案してくれるはずだ。サイズは多くの場合2サイズ提案してくれるだろう。どちらを選ぶかは、自分がどよようにロードバイクに乗りたいか相談しればそこから更に自分に合ったサイズを提案してくれるはずだ。

高性能のフレームを購入しても、サイズが合っていなければそのポテンシャルは活かせず宝の持ち腐れになってしまう。もし、欲しい車種のサイズがなければ諦めるか、翌モデルの発売を待つの2択にしたほうが良い。そのくらいフレームサイズは重要だ。

見た目も大事!

サイズの次に重要なのが見た目だ。これから相棒なる1台は愛着が持てるものでなければ習い。愛着はモチベーションに直結する。モチベーションは、パフォーマンス向上に直結する。よって、見た目はサイズ同様非常に重要になる。

私のはじめて購入したロードバイクも、見た目が気に入り購入を決めた。

コンポは105Di2が狙い目

ロードバイクの価格がここまで高騰する前がコンポはシマノのULTEGRAを推奨していたが、現状を踏まえると105を基準に考えて良いだろう。理由としては、価格の面だけでなく105の性能がULTEGRAに近づいた為本当に105を推奨できるようになったからだ。

105にDi2が登場したことで1番コスパが良いコンポに

現モデルから105にも電動変速機(Di2)モデルが登場した。Di2の変速は電気信号によるものなので、上位2モデルと価格差までの性能の違いは無い。大きな違いは、重量になるがULTEGRAと比べて180g、DURA-ACEと比べても450gの差しかない。180g軽量化するために9万円支払うのは正直馬鹿らしい。頭では分かっていても違う行動を取ってしまうのが人間である事も書いておく。

よって、コスパを重視するのであれば、105のDi2モデルが1番良いと考える。

機械式105でも性能は十分

「待て待て、105Di2の完成車なんて予算が無いよ」という人もいるだろう。そんな人は105の機械式でも充分な性能があるので、105の機械式で検討してみて欲しい。

他にも、105を薦める理由としては、DURA-ACE、ULTEGRAの上位モデルとパーツの互換性がある事、105の下位グレードTiagraは、10速になってしまうという理由も挙げられる。

予算があれば、ULTEGRA、DURA-ACEも

予算があれば、105の上位モデルのULTEGRA、DURA-ACEも視野に入れて欲しい。しかし、私であればその予算をホイールのアップグレードに使うだろう。コンポを上位モデルにしてもスピードに直結しにくいからだ。予算が余っているのであれば、スピードに直結するホイールのアップグレードを検討して欲しい。

最後に

ロードバイクを購入したいと思っている人は、早く書いたくてウズウズしているだろう。しかし、1度冷静になり色々なメーカーのものを探してみて欲しい。過去の経験からも、対して調べもせずに購入したアイテムは、必ず後で後悔する。ロードバイクは、高価な買い物故その失敗だけは絶対に起こして欲しくない。

愛着のある1台を見つける手助けになれば嬉しく思う。