思うこと

【2022年版】トライアスロンを始めたい方におすすめするロードバイク4選

 今回は、2022年にロードバイクの購入を検討されている方に向けておすすめのロードバイクを紹介したいと思う。
 今回、このような記事を書いた経緯は2つある。

  1. 私の身近にロードバイクの購入を検討している方がおり、その相談に乗るため各メーカーの2022年モデルを調べた事
  2. 同様の「ロードバイク購入おすすめ」記事は良く見るがあまり自分が欲しい自転車がノミネートされていない事が多い事

 そして、今回私が紹介するロードバイクは下記を前提条件として選んでいる。

ロードバイクの選考基準
  • 自分が欲しい(乗りたい)と思うロードバイク
  • レース(トライアスロン/ロード)で使用出来る(使用してみたい)ロードバイク

 今回私が紹介するロードバイクの選考基準はとてもシンプルである。

 まず1つ目は、自分が欲しい(乗りたい)と思うバイクであること。自分が欲しくないものを他の人へお薦めする事は自分は出来ない。「自分が、トライアスロンを始める為にロードバイクを購入するとしたら」という仮定の元選考している。(勿論今のロードバイクの知識は反映させている。)

 2つ目は、レースで使用出来ること。レースというとグッと敷居が高くなるかもしれないが、シンプルに「他人より速く走りたい」気持ちがあるかどうかと置き換えても差し支え無い。

 また、基本的なロードバイクの選び方は過去の記事を参考にして欲しい。

初心者の為のロードバイクの選び方ロードバイク購入のアドバイスを書いてます。...

2022年モデル購入前の予備知識

まず、ロードバイクを購入する上での予備知識を簡単に説明していきたい。

コロナウィルスの影響

コロナウィルスの影響は自転車業界にも波紋が広がっている。

コロナ禍で自転車の需要が急増

 まず、長引くコロナ禍の影響によりロードバイクに限らず自転車の需要が世界中で急増して品薄状態が続いている。

バイクの入荷遅れ

 自転車の需要が高まりロードバイクの入荷遅れもかなり酷い状態である。周りからは予約して、1年待ちなど声も聞こえて来ている。

 コロナウィルスの影響でロードバイクを購入したくても直ぐ手に入らない状況が続いている。高額な買い物なのでじっくり考えて購入するべきだが、欲しいモデルの在庫が有れば迷わず購入した方が良いと思う。買い逃すと数ヶ月、1年待たないといけなくなる可能性がある。

Point
  • コロナ禍による需要の拡大でロードバイクが品薄状態である
  • ロードバイクの入荷遅れもかなり酷い状態
  • 欲しいモデルの在庫がある場合は、迷わず購入することを推奨

完成車に搭載されているコンポ(コンポネート)

 コンポについても簡単に説明をしておく。コンポの説明については、過去の記事を見て頂ければある程度理解できると思う。

初心者の為のロードバイクの選び方ロードバイク購入のアドバイスを書いてます。...

 ロードバイクの完成車を購入する上で気をつけ無ければならないのが、搭載されているコンポのグレードとそのグレードの品番である。コンポは約4〜5年周期で新型が出る傾向がある。(コロナの影響により今後のスケジュールは変更になる可能性があるが。)2022年モデルで気をつけなければならないコンポはシマノ製のDURA-ACE(デュラース)搭載モデルとULTEGRA(アルテグラ)搭載モデルだ。

 両グレード共に2021年10月に発売されている。旧モデルと大きく異なる点は、従来11段変速であったもから1段増えて12速変速になった事である。この搭載モデルは高額になるため自分で新型搭載モデルか、旧型搭載モデルか確認して納得した上で購入した方が良い。

 同シマノコンポの105(イチマルゴ)については、今の所モデルチェンジの噂は聞かない。周期的には、今年、来年辺りのモデルチェンジになるが、昨今のコロナ禍の影響により当分先になる可能性がある。

Point

購入する完成車に搭載されているコンポのグレード/モデルを確認しよう!

 SHIMANO製コンポ及びグレードまとめ

  • DURA-ACE(デュラエース)R9200SERIES (旧モデル R9100)
  • ULTEGRA(アルテグラ) R8100SERIES(旧モデル R8000)

販売店によっては、旧105の完成車もまだ販売されている可能性もあるので105モデルの新旧品番も記載しておく。

  • 105(イチマルゴ) 現行 R7000SERIES(旧モデル R5800)

私がおすすめするロードバイク

 今回紹介するものは、冒頭にも書いたが、私がロードバイクを今購入するなら欲しい(候補に入るもの)ものを紹介している。紹介するものはどれもおすすめなので記載順=お薦め順という訳ではないという事を付け加えて置く。私がお勧めするもので迷った車種が複数あった場合は、定価が高いものを購入しておけば後々後悔する事がないと思う。

Aeroad CF SLX 8 Disc Di2(CANYON)

PHOTO:CANYON
メーカーCANYON(キャニオン)
名称Aeroad CF SLX 8 Disc Di2(CANYON)
価格629,000円
重量7.69 kg (公式HPより)
フレーム素材カーボン(CF)
コンポShimano Ultegra Di2(R8050)※旧型
ホイールDT Swiss ARC 1400 Dicut
カラーPace Blue|Pro White|Stealth
販売状況入荷待ち状態
メーカーHPhttps://www.canyon.com/ja-jp/

 まず、紹介するのロードバイクはCANYONのAeroad CF SLX8Discである。予算が許す方で有れば、このモデルを検討して欲しい。CANYONはメーカー直販体制をとっている。その為、代理店料及び流通コストを削減できる為他メーカーよりもコストパフォーマンスは高い。というより、コストパフォーマンスのみで言えば他メーカーはCANYONに勝つ事は出来ないであろう。

CANYON製ロードバイクを購入するにあたり注意点

 しかし、CANYONのロードバイクを購入する上で気を付ける点もある。1つ目は、身の回りで修理や部品交換を受付けてくれるショップを探す事である。上記のメーカー直販体制を取っているため実店舗でCANYONを取り扱っているショップが無い。ショップの中には、そのショップで購入した自転車しか修理・交換してくれない事や、CANYONを受けていれていない店もあるようだ。最近では徐々に受け入れしてくれる店も増えているが、いざと言う時お世話になるショップは見つけておいた方がよい。

 2つ目は、これも直販によるデメリット部分であるが、メーカー専用のスモールパーツの取り寄せに時間がかかる点だ。車体を購入する際にスモールパーツのストックも購入して置く事をおすすめする。(特に、ハンガー等)

完成車でありながら、戦闘力はかなり高いモデル

 CANYONのAeroad CF SLX8Discは、即レースで使用出来るモデルだ。搭載コンポはSHIMANO製のULTEGRA Di2である。Di2とはコンピュータ制御による電動変速機の事で1度調整してしまえば基本変速による不具合が無くなるという優れものだ。また、搭載されているホイールも戦闘能力が高い。DT Swiss ARC 1400 Dicutは国内で購入した場合ホイールのみで30万円程するホイールだ。このホイールが60万の完成車に搭載されているだけで、CANYONのコスパの高さが分かっていただけるであろう。但しリムハイトが62mmである事から活躍出来るコースの制約はある。(平坦コースが得意で、登り基調のコースは不向き。)しかし、それを加味しても一般的に完成車に搭載されているホイールとは比べ物にならない位に良いホイールが搭載されている。この、Aeroad CF SLXは上位グレードのAeroad CFRがあるが、価格が30万円以上高くなる。コンポもDURA-ACEにアップグレードするが、 価格差以上の戦闘能力向上は見込めない。

 注意する点があるとすれば、このモデルは搭載されているコンポは旧アルテグラ(R8000)という事だ。2023年モデルは新型アルテグラになると思うがその点は注意して購入を検討して欲しい。

ALLEZ SPRINT COMP(SPECIALIZED)

PHOTO:SPECIALIZED
メーカーSPECIALIZED(スペシャライズド)
名称ALLEZ SPRINT COMP
価格352,000円
重量8.8 kg (HP調べ)
フレーム素材アルミ(E5 Premium Aluminum)
コンポShimano 105(R7025)※現行
ホイールDT Swiss R470
カラーグロスオアシス/クールグレー|
ターマックブラック/ブラッシュドフォイル
販売状況販売中(2022年4月発売の為比較的在庫はありそう)
メーカーHPhttps://www.specialized.com/jp/ja

 次に紹介するのは、SPECIALIZEDのALLEZ SPRINT COMP(以下 ALLEZ)だ。今回紹介するロードバイクで唯一アルミフレームである。このALLEZは、今年フレームが刷新された新型である。そのフォルムは同メーカーのTARMARC SL7に近い。

価格を抑えつつ速く走りたいならALLEZ

 新型のALLEZは乗った事は無いが後輩が旧型を持っている為何度か乗らせてもらった事がある。アルミフレーム特有の突き上げ感(フレームが硬い為路面の振動を拾いやすい)は感じるものの、踏み込んだ時の反応はピカイチと感じた。以前のブログでも書いたかもしれないが、レース対象がトライアスロンショートディスタンス(バイク:40km)で有れば下手なカーボンフレームモデルを購入するより、このALLEZをおすすめしたい。ALLEZの方が速いと思う。

コンポはシマノ105

 コンポはシマノの105(R7000※現行)が搭載されており、レースでも十分対応可能なスッペックに仕上がっている。

Émonda SL 5 Disc(TREK)

PHOTO:TREK
メーカーTREK(トレック)
名称Émonda SL 5 Disc
価格349,800円
重量9.15 kg ※56サイズ(公式HPより)
フレーム素材カーボン(500シリーズOCLV)
コンポShimano 105(R7025)※現行
ホイールBontrager Affinity Disc
カラーQuicksilver/Brushed Chrome
Carbon Blue Smoke/Metallic Blue
販売状況販売中
メーカーHPhttps://www.trekbikes.com/jp/ja_JP/

Émonda SL 5(以下 エモンダ)もおすすめしたいロードバイクである。旧モデルではあるが私もセカンドバイクとしてエモンダ所有していた。(今回紹介するものと同グレード)TREKは搭載されてるコンポによって名前の後の数字が変わる。5で有れば105。6で有ればアルテグラというように。TREKのロードバイクの購入を検討されておられる方が入れば名前の後の数字にも注目してほしい。

コストパフォーマンスが高い

 先ほど紹介したALLEZのフレームはアルミであったがエモンダは同価格帯でありながらカーボンフレームである。(一般的にアルミフレームよりカーボンフレームの方が高価。)搭載されているコンポも同グレードという事を考えるとこのエモンダのコストパフォーマンスの高さが際立つ。(価格も違ったが、)当時私がエモンダを購入した時もそのコスパの高さからほぼ迷う事なく購入を決めた。

上位モデルには劣るが十分レースに対応できる

 「上位モデルには劣るが十分レースに対応できる」と書くとネガティブに捉えられる方もいるかもしれないが、そうではなくこのグレードでも問題無くレースに参加できる。(むしろこの価格帯のバイクを使われている方の方がトライアスロンでは多いと思う。)

 上位モデルには劣ると書いたのは、私の愛車であるMADONE9と所有していÉmondaSL5を比べた場合である。やはりMADONEと比べるとÉmondaSL5は踏み込んだ時に少し力が逃げる気がした。但し、価格差は約3倍という事を考慮してほしい。この価格差を埋める程のリターンがあるかと言われれば….. 多分無い。

 エモンダ単体で見た場合は、良くも悪くも普通(クセの無い)車体であった。乗り味も良い意味で普通である。癖のあるバイクに乗りたい人はものなり無いかもしれないが初めの1台にするならとても良いバイクと思う。

RP9 ULTEGRA MODEL(ANCHOR)

  PHOTO:ANCHOR

メーカーANCHOR(アンカー)
名称RP9 ULTEGRA MODEL
価格660,000円
重量7.3 kg (公式HP)
※実際の仕様は写真と異なる場合があります。
フレーム素材カーボン(HM-CARBON+TORAY T1100)
コンポShimano Ultegra Di2(R8150)※新型
ホイールDT SWISS P1800 SPLINE DB
カラーRACING BLACK|
RACING COLOR(+165,000円)
販売状況受注停止中
メーカーHPhttps://www.bscycle.co.jp/anchor/

RP9 ULTEGRA MODELもおすすめしたいロードバイクの1つであるが、現在予約受付を停止している。メーカーHPによると予約注文分だけで納期が2023年になるようだ。

ご好評頂いておりますアンカーRP9ですが、予想を大幅に上回るご注文を頂いており、既存のご注文分についても2023年の生産までお待ち頂くものが発生する見込みです。

                         ブリヂストンサイクル株式会社 HPより

 在庫が無いため、あまりこの機種についての詳細は書かないが、今買うロードバイクとしては間違えなくお薦めの1つである。

洗練されたフォルム

 このRP9が発売されたのは2021年9月と新しいフレームになる。発表された当時はこの洗練されたフォルムからすぐに欲しいと思った。また、アンカーというブランドも良い。

新型アルテグラDi2搭載も価格が良心的

 このRP9の完成車の価格にも驚いた。66万円は高いけれど安い。何度も旧型アルテグラDi2ではないか、新型アルテグラの紐(Di2では無い)ではないかと確認したほどだ。それほど、この価格は攻めた値段だと思う。

もし店頭在庫があるなら即買いレベル

 可能性は限りなく低いと思うが、もし訪れた店頭にRP9があれば何か巡り合わせと思って予算がある方は、購入しても良いと思う。

番外編

 最後に、番外編としてトライアスロン専用バイクの1つ紹介したいと思う。初めてロードバイクを購入される方へはトライアスロンバイクを余りお薦めできないが、トライアスロンのロングディスタンスに出場したい等、明確な目標がある場合はトライアスロンバイクを買ってしまうのも手ではある。

Shiv Expert Disc(SPECIALIZED)

                                 PHOTO:SPECIALIZED
メーカーSPECIALIZED(スペシャライズド)
名称Shiv Expert Disc
価格660,000円
重量8.8 kg (HP調べ)
フレーム素材カーボン(S-Works FACT 11r carbon)
コンポShimano Ultegra Di2(R8050)※旧型
ホイールRoval C 38 Disc
カラーCarbon/Metallic Wht Silver
販売状況販売中
メーカーHPhttps://www.specialized.com/jp/ja

今回紹介する、Shivは生粋のトライアスロンバイクである。私もモデルが違うが所有している。(フレームの素材は今回紹介するShiv Expert Discと同素材)平坦については、兎に角速く走れる。Shivの詳細は下記記事を参考にして欲しい。

【トライアスロンバイク購入】私がSPECIALIZED Shiv Disc を選んだ理由(トライアスロンバイクの選び方) みやわた みなさんこんにちは。今回は、私が最近購入したSPECILIZEDのShiv Discについて書いていきたいと思います。 ...

価格崩壊レベルのコストパフォーマンス

 トライアスロンバイクは100万円以上するものが多数ある。その中でこのShivは66万円に抑えられており、搭載されているホイールも万能型のRoval C 38 Discだ。以前同モデルは、80万円以上していたが価格改定が行われて値下げされた経緯がある。

 これは個人的な見解であるが、値下げの要因は、コロナ禍もあいまりトライアスロンのレースが少なくなり需要が極端に減ったからだと思われる。トライアスロンバイクというだけでニッチなのにコロナが拍車をかけたのであろう。価格が下がっても性能は申し分無いし、これからShivを買う方に取っては安く買えて羨ましいとすら思ってしまう。

最後に  

 今回紹介したロードバイク(トライアスロンバイク)はどれも自分が自信を持っておすすめ出来るものである。よって、紹介するモノに偏りがあるかもしれなが正直に書いた結果として読んで頂ければ幸いである。

 自分が欲しい(買いたい)モデルにフォーカスしたため最上位モデルの紹介は今回していないが、もし、予算が無尽蔵にある場合は、今回紹介したモデルの最上位のものを購入してもられば良い。

 少しでも、ロードバイク選びの手助けが出来たら光栄だ。